パラリンピック・ゴールボール編~ゴールボールのルールは?

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ゴールボール

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ゴールボールは、アイシェード(目隠し)を着用して鈴入りボールを転がすように投げ合って、相手ゴールにボールを入れる競技です。

よりゴールボールを楽しむことができるよう基本的なルールを解説します。

ゴールボールの基本的なルール

簡単ながら、ルールを紹介します。

◇1チーム3名で、3体3の対戦形式で競技が行われます。競技は屋内です。

◇1試合は前半・後半各12分の計24分で行われ、間に3分のハーフタイムがあります。

◇選手は目にガーゼの眼帯をして、その上に黒く塗られたアイシェード(スキーのゴーグルを光が通さないように加工したもの)を装着しなくてはいけません。試合中、アイシェードに触れると反則をとられます。(アイシェードという反則になります。)

◇ボールは中に鈴が入ったゴムボール(重さ1.25kg)を使用します。バスケットボールとほぼ同じ大きさで中に鈴が2個入っています。

◇試合はバレーボール事(18m×9m)と同じ広さの事で行われ得点を競い合います。事の両端に9m(幅)×1.3m(高さ)のサッカーゴールのようなゴールポストがあります。また事のラインテープは幅5センチで、中に紐が入れてあり触って確認する事ができます。

◇鈴入りボールの音を聞きながら、転がすように投球し合い、相手ゴールにボールを入れる事により得点が入ります。攻撃するときは基本的にはボールを転がしますが、投げたボールが「攻撃側エリア」と「ニュートラルエリア」の両方でバウンドさせないと反則となり、相手チームにペナルティスローが与えられます。(ハイボール・ロングボールと呼ばれる反則です)また守備側が攻撃側の不利になるような音を出す事を禁止されています。(ノイズと呼ばれる反則です)

◇延長の場合は前半・後半各3分のゴールデンゴール形式で行なわれます。※3分のハーフタイム

◇延長戦で決着がつかなかった場合はサッカーのPKのように1対1で投げ合うエクストラスローで勝敗を決めます。

ゴールボールの試合展開

攻撃側の選手がボールを10秒以内に投げ、守備側がゴール前に横になり、相手のボールをブロックします。ボールがエリア外にはみ出す、ゴールに入らなければ、守備側の攻撃に代わります。これを交互に行うことで試合が進みます。

守備側が攻撃側の不利になるような音を出す事を禁止されていますが、日本チームの得意技にはわざと音を出して相手を惑わせる攻撃もあります。床を叩いてボールの音を邪魔する戦法です。ボールを投げる前までは、音を出して相手チームを惑わすことはルール上、問題はありません。ギリギリまで音を出しながら、ボールを投げるタイミングを計うこの戦法は「音」が重要なゴールボールでは非常に強力なフェイントとなります。このほかに、複数の選手が動き、誰が投球するのを分かりにくくする、ボールパスを手渡しですることでボールの場所をあいまいにする、などのフェイントもゴールボールならではの戦術と言えるでしょう。

ゴールボールの魅力

ゴールボールの魅力は、相手ゴールに向かってボールを投げ、それを防ぐというシンプルな競技性にあります。また、アイシェードをするため、視覚に障害がなくても誰でも参加できる点も魅力的ですね。

注目の選手

東京2020パラリンピックに出場するゴールボールの注目選手紹介をします。

天摩 由貴選手・・・日本女子のキャプテン。その得点力の秘密は、陸上で鍛えられた脚力にあり。

浦田 理恵選手・・・日本代表の不動のセンター。勝利の鍵を握る。

安室 早姫選手・・・速攻のセンタープレーヤー。国内トップクラスの若手。

川嶋 悠太選手・・・体格差を感じさせない絶妙なポジショニングでゴールを守る日本の守護神。

参考文献

【パラサボweb 選手紹介】
https://www.parasapo.tokyo

【日本パラリンピック委員会】
https://www.jsad.or.jp/paralympic

日本ゴールボール協会オフィシャルサイト
http://www.jgba.jp

障害者ドットコムニュース編集部

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