「Kotoまぜこぜパーク@KIBACO」~新緑まぶしい都立木場公園で多様性に触れる3日間~

暮らし

江東区を拠点に共生共創社会の実現に向けて多様なネットワークを紡ぐNPO法人「でぃぐらぶ」(代表:柳 智啓)により、ゴールデンウィーク期間中の5月3日(水)・4日(木)・5日(金)に、地域の集いの場である都立木場公園内のコミュニティスペース「Park Community KIBACO」にて、「Koto まぜこぜパーク@KIBACO」が開催されます。

今般、政府、自治体、企業などにおける多様性社会の実現に向けた動きが活発化している中で、「でぃぐらぶ」としても、江東区内でもこうした領域での啓発活動の必要性を強く感じたそうです。そこで区内の障害者施設への理解や当事者との交流の場づくりとして、「Koto まぜこぜパーク@KIBACO」が企画されました。

開催概要

⚫日 程:5月3日(水)・4日(木)・5日(金)、各日10時~16時
⚫会 場:木場公園内コミュニティスペース「Park Community KIBACO」(江東区木場 5-7)
⚫参 加 費:無料
⚫主 催:NPO法人でぃぐらぶ(代表:柳 智啓/〒135-0041 東京都江東区冬木21-21 GATビル)
⚫お問合せ:info@diglove.or.jp

主な催し

5月3日(水)10時~16時:青森物産展(青森県 東京事務所/あおもり北彩館東京店)
憲法記念日に、障害との共生を考えます。協力団体の NPO 法人障がい児者ライフサポートたんぽぽの会代表/studio bloom 主宰:嶋田知詠子さんは重度障害の娘さんを江東区には重度障害者が居住する施設が少ない為に青森の施設に預けています。多くの障害のある江東区民がお世話になっている青森と繋がりたいという思いに青森県三村知事が協力、2022年11月BlueForest1F「studio bloom」にて青森物産展を開催しました。今回はその第二弾です。
なお、青森県つがる市の農産物を使用した話題のスイーツショップ『農家の刺客』も参加し、そこでは人気のジェラードなどを販売する予定です。


NPO 法人障がい児者ライフサポートたんぽぽの会代表/studio bloom 主宰の嶋田知詠子さん(左)と青森県の三村申吾知事(右)

5月4日(木)10時~16時:木のおもちゃ&リスペクトフラワー
みどりの日に、自然との共生意識をテーマに販売&ワークショップが開催されます。
木場の木の専門店の協力を得て、社会福祉法人おあしす福祉会の精神障害を持つ利用者が丁寧に仕上げた「木のおもちゃ」は100%自然素材で、被災地支援にも貢献しています。
もう一つ、ユヌブリーズを運営する就労支援事業所「きぼう工房」でも、メンバーが作ったドライフラワー作品や花材が販売されます。日本の市場に出回る事の出来なかった花を美しいドライフラワーとして蘇らせた『リスペクトフラワー』を使ったワークショップの開催も予定されています。なお、木のおもちゃは 翌5日も継続します。

5月5日(金)10時~16時:木育・手話・展示+14時~トーク(YANO BROTHERS & Three Flags)
子どもの日・手話の日に、手話も絡めて、血縁だけに依存しない脱・“孤育て”、また、子ども達に贈りたい共生社会をテーマにトークショーが開かれます。
「江東児童相談所フォスタリング機関二葉乳児院」は、社会的養護が必要な子ども達に家庭という居場所を届ける「里親制度」についてパネル展示をおこないます。
「江東もっく」(代表:本田和恵)は脱・孤育てを掲げ、木育と手話教育を軸に家族を支援する文部科学省認可のボランティア団体として、当日は木育・手話のワークショップを担当します。
そして、14時からは児童養護施設出身でもある「YANO BROTHERS」(矢野マイケル、矢野デイビット)、「Three Flags」(ブローハン聡、山本昌子、西坂來人)によるトークショーを行います。テーマは「子ども達に贈りたい社会」。幼少期の頃、差別やいじめ等の経験者として、こうした困難にどう向き合ったのか?そうした経験から解る事、「豊かさ」という言葉、共生社会又は人々の幸福に必要な事、人生で大事にしている事等をお話していただきます。トークには手話通訳がつく予定です。


「YANO BROTHERS」矢野マイケルさん(左)と矢野デイビットさん(右)

参加団体

青森県東京事務所 流通観光課 / あおもり北彩館東京店、あおもり北彩館
NPO 法人障がい児者ライフサポートたんぽぽの会
「農家の刺客」
昨年「青森と江東区をつなぐ一日」として開催した青森物産展の第二弾をKIBACOにて開催。
NPO 法人障がい児者ライフサポートたんぽぽの会では放課後等デイサービスのほか、青年期余暇活動支援として、ダンデライオンゴスペルクワイアを結成。地域の人達とゴスペルを楽しんでいます。多様な人々と繋がり、いきいきと暮らせる地域作りを目指しています。
また、青森県つがる市の農産物を使用したスイーツショップ『農家の刺客』からは人気のジェラードなどが販売されます。

社会福祉法人 おあしす福祉会
「自分の町で、当たり前の暮らしがしたい。」就職したい、ひとり暮らしをしたい、家庭を持ちたい、誰かの役に立ちたい…どれも誰もが抱いていいはずの思いです。私たちおあしす福祉会はそんな利用者の思いに応えるため、江東区で初めての精神障害者のための作業所として 1983年にスタートし、今年40周年を迎えます。障害があっても地域で当たり前に生活でき、自らの望む人生の実現に向けて歩めるよう利用者を支援しています。

ユヌブリーズ
川越市観光地エリア近くのドライフラワーショップune brise(ユヌブリーズ)は所沢市の多機能型就労支援事業所「きぼう工房」が運営しています。一流の品質にこだわり、花の栽培からドライフラワー加工、作品製作、販売までを一貫して行っています。メンバーが丁寧に下処理、加工したフレッシュで美しいドライフラワーを使用した作品や花を求め、連日多くのお客様がお店を訪れています。また、新たな取り組みとして、日本の市場に出回る事の出来なかった花を、生産者さんと花に敬意を表す「リスペクトフラワー」と名付け、美しいドライフラワーへと蘇らせる活動を開始。適正な価格での仕入れを行う事で、生産者の方をリスペクトする流れを大切にしています。
店舗や各地で「お花は大地が作るアート作品」をテーマに子供から大人まで楽しめるワークショップを開催しています。

江東児童相談所 フォスタリング機関 二葉乳児院
フォスタリング機関は、里親制度を知ってもらうための広報や普及啓発活動、里親になって頂く方への説明会などを始め、子どもを受託した後の相談援助や里親家庭を巣立った子どもへのアフターケアなど、里親家庭や里親家庭で生活する子どもに対して包括的に支援を行っている民間機関です。里親家庭に対して児童相談所の職員と連携しながら様々なサポートを行っております。

江東もっく
文部科学省認定の家庭教育支援チーム「江東もっく」は、脱・孤育てをキーワードに、家庭教育支援×木育の活動をしているボランティア団体です。
保護者には、ホッとひと息つける場所、子育ての悩みを話せる場所、自分の時間を持つ場所を提供。子どもには、各県から提供いただいている木材(端材)で、ホンモノの木に触れ、感じ、創造する、ということを通して、楽しみながら非認知能力を育む場所を提供。
月 1 回の活動の中では簡単な手話を覚える時間や、偶数月には大人がついつい夢中になる「おしゃべりハンドメイドの会」というワークショップを開催。社会福祉協議会の支援もいただきながら、楽しく活動しています。

YANO BROTHERS
ガーナ人の母と日本人の父との間にガーナで生まれ、幼少期に来日。矢野マイケル、矢野デイビット、実の兄弟によるヴォーカルユニットです。
兄マイケルはプロサッカー選手として J リーグ引退後、音楽プロデューサーへ転身したほか、ガーナや日本でサッカーを通した教育活動を行っています。弟デイビットは俳優、MC、ミュージシャンとして活躍しながらガーナに学校をつくり、教育を柱とした自立支援活動、国際交流、人権問題、アイデンティティの問題などをテーマに全国で講演。それぞれが経営者、大学講師でもあります。
YANO BROTHES はジャンルにとらわれない魂に響くハーモニーと「JAPAN×AFRICA=JAFRICAN」という、独自の世界観で日本や海外でライブを行っています。

Three Flags
児童養護施設出身のブローハン聡、山本昌子、西坂來人の3人が手掛ける社会的養護をめぐる問題を発信するYouTube番組が Three Flags です。
児童虐待や一時保護、社会的養護をめぐる様々な問題は多岐にわたり山積しているにもかかわらず課題自体が社会から認知されず解決に向かうことがないまま問題が放置されていたり、リソース不足により支援が行き届かなかったりする現状があります。
“隠れた課題を掘り起こし社会全体で共有する”ことで民間や行政の垣根を超えた様々な層からのリソースが集結し、支援体制の量と質の向上へと繋がる。そのために、当事者の視点を交えながら現状と課題を正しく伝え、さらに具体的なアクションを共に考えていく情報発信が必要である。本質的な課題解決に向けた「希望の狼煙」となる番組を目指しています。

主催・開催場所について

主催:NPO法人でぃぐらぶ
広報、地域創生、デザイン、介護福祉、障害者就労支援等々、各分野の個性豊かなプロが結集した必「察」仕事人は、以下のミッションとヴィジョンを持って、主に江東区内で共に「感じる」「知る」事から始め、共に「育つ」「暮らす」を共創するために、行政、企業、団体、地域を繋ぎ、社会課題の解決に向けて一歩一歩取り組んでいます。
◎ミッション:人と地域の輝き(Dignity)を愛し(Love)掘り起し(Dig)共生地域を耕します(Love)。
◎ヴィジョン:誰一人排除しない共生地域を次世代に贈ります。

会場:Park Community KIBACO
「Park Community KIBACO」は、 2020年8月7日に都立木場公園内でオープンされたコミュニティスペースです。
木箱=木々に囲まれ、木で作られた施設を表現しており、「木場で実現するCommunity」を意味しています。地元の木材販売会社である株式会社長谷川萬治商店が関わり、国産の木材を使用した木造建築です。外装は、東京都内の多摩地域で生育し、その地区で生産・認証された木材「多摩産材」を使用しています。

障害者ドットコムニュース編集部

障害者ドットコムニュース編集部

「福祉をもっとわかりやすく!使いやすく!楽しく!」をモットーに、障害・病気をもつ方の仕事や暮らしに関する最新ニュースやコラムなどを発信していきます。
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