AIで見守り迅速なサポート。大阪ドームの最寄り駅から広まる。

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Photo by Samuel Pais on Unsplash

大阪メトロでは、防犯カメラの映像から“白杖”や“車椅子”をAIで検知する「AI見守りシステム」を改札に導入していく予定です。第一号として、大阪ドームの最寄り駅でもあるドーム前千代崎駅から導入が始まり、2024年度末までには56駅へ広がっていくそうです。

かねてより大阪メトロは、東京のAI開発会社と協力しつつ実証実験を重ねていました。そこで、検知率が十分であると判断され、正式な導入に至ります。

システムの目的は、白杖や車椅子のユーザーをいち早く検知し、迅速にサポートすることです。該当する人を検知すると、駅長室を通して駅員に知らされ、改札室に駅員のいない時でも案内や介助を以前より速やかに出来るようになるそうです。

普段駅員がどのくらい介助しているかというと、白杖ユーザーで1日約250件、車椅子ユーザーは1日約2300件となっています。恐らく一見さんなどではなく、同じ人が通勤や通学のために同じ駅を利用しているからこそ大きな数字になっているのだと思いますが、本当にそうなら社会人としての進出が出来ているということでそれ自体は喜ばしい事ではありますね。

徐々に動きは広がっていくとのことですが、小規模の駅が見放されてしまわないかは正直なところ心配です。大阪メトロには精神障害者手帳を交付されている人向けの割引があるのですが、これはどの駅でも手続きを受けられるわけではなく、大きめの駅で話をつけないといけないことがありました。生活圏から離れた駅だったので、私は面倒になって定型と同じ運賃で乗り続けています。

個人的な話は置いておいて、駅の大きさというのはピンキリです。利用者の多い大規模な駅ばかり優先されるのは、ある程度仕方ない面もあるでしょう。だからといって、小規模な駅を見放していいということにはなりません。小さな駅や路線でも、毎日それを頼っている人は少なからず存在します。ダイバーシティを謳うならば、こうした所にも目を向けて頂きたいですね。

参考サイト

白杖や車いすの利用者をAIで見守り 大阪メトロの駅で順次導入
https://news.yahoo.co.jp

OsakaMetro長堀鶴見緑地線ドーム前千代崎駅
https://www.homemate-research-station.com


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遥けき博愛の郷

遥けき博愛の郷

大学4年の時に就活うつとなり、紆余曲折を経て自閉症スペクトラムと診断される。書く話題のきっかけは大体Twitterというぐらいのツイ廃。最近の悩みはデレステのLv26譜面から詰まっていること。

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