非定型うつ病とは〜うつ病にもいろいろとある

うつ病

出典:www.photo-ac.com

私は、統合失調症の診断を受けるまで、うつ病について名称と落ち込む程度の知りませんでしたが、いろんな方と知り合い話を聞いていくうちに、様々な病気があることを知りました。調べてた中で、「非定型うつ病」について興味を持ったので紹介します。

非定型うつ病の症状

非定型うつ病の症状には次にあげるものがあります。

●気分反応性
良いことがあるとパッと気分が上がり、悪いことがあると気分が落ち込みます。事あるごとに気分の浮き沈みがあることです。非定型うつ病は、良いことになると途端に元気に見えるのでうつ病ではなく、我儘な方に思われてしまうことがあります。

●過食
特に甘いものたくさん食べます。不安な気持ちを抑えるために食べてしまいます。

●過眠
1日に合計10時間以上眠ります。それでも、寝足りない感じがあります。

●鉛様麻痺
手足が鉛のように重くなるようなだるい状態になる。
また、起きれなくなり生活リズムが乱れます。

●拒絶過敏性
人から批判や拒絶されると極端に傷つきます。ちょっとした一言でも批判や拒絶されたと感じたら、何日も寝こんだり、怒って攻撃することがあります。

●時間帯
夕方から夜に悪化して不安定になります。夕方までは穏やかであります。

どれも日常生活に影響を及ぼします。そのことで、「今までなかったのに」「またやってしまった」と落ち込み自分を追い込んでしまい悪化します。

非定型うつ病になる方の特徴

非定型うつ病になる方は次のような特徴がみられることが多いです。

●若者に多い(特に女性が多い)
●親から良い子と思われようとする
●他人の顔色をうかがう
●自己主張をしない
●周囲の体験を自分のことのように怖いと感じる
●子どもの頃に愛情を注がれなかった

非定型うつ病の改善方法

改善方法を3つ紹介します。

●毎日目標を決める
できる目標を決めることで、「何かしないといけない」という自覚を持ち生活リズムが整えられます。特に掃除がおすすめです。体を動かし、キレイになるので気分も良くなります。ただし、好きなことばかりを目標にしてはいけません。生活リズムが乱れ逆効果になります。理解のある親や友人に目標と結果を伝えることが良いと思います。

●外に出て体を動かす
鉛様麻痺で辛くても、体を動かさないと億劫になり、更に動けなくなります。体をいたわりながら動かすことが良いと思います。外で日光を浴びて有酸素運動をすると、神経伝達物質が分泌されて気分も向上されます。私が体を動かすことが億劫だった時は、家の周辺(1周200メートル)を歩いては休んでを繰り返してました。誰かを誘うことも良いと思います。

●周囲からの声かけ
不定型うつ病は、励ます言葉や褒めてあげることが大切です。小さなことでもいいです。ただし、言葉はやさしく相手のやる気を上げるものにしましょう。今までできていたことを褒めることや言葉選びは難しいと思います。何気ない言葉をポロッとでてしまうかもしれません。言葉にする前に少し考えてください。身につければ自身にもいい影響をもたらすと思います。

私は、不定型うつ病といくつか似たような症状と特徴がありました。だから、興味を持ちました。うつ病でも、症状によって対処方法が全然違うことがわかりました。フォローするときは、自分の判断ではなく心療内科や精神科の先生に相談することをおすすめします。また、フォローされる側も自分からか先生を仲介して伝えることが大事です。お互いに自覚をして折り合いをつけることが大切だと思います。

参考文献

非定型うつ病 医療法人和楽会
www.dr-maedaclinic.jp

非定型うつ病・症状 医療法人社団 雅会 前田クリニック
www.fuanclinic.com

まくら

まくら

大学生の頃に統合失調症と診断されました。引きこもり、精神病院への入院、退院後は自立訓練(生活訓練)を経て、現在は、就労移行支援所へ通所しています。長期就労へ向けて日々努力しています。私は自己表現に苦労しています。この機会に少しでも上達できるように頑張ります。夢は小さい頃のようにぐっすり眠れることです。

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