仕事をしていて心を病まないためには?

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出典:Photo by Amos G on Unsplash

あなたのお仕事は順調ですか?

多くの方が毎日の激務に追われて、必死に働いてるはずです。私も7年前はその中の1人でした。広告代理店の営業という仕事柄、ノルマと広告作成に追われて気が付けば月の残業時間は100時間超え。しかし、みなし残業でいくら働いても給料はなんら変わりないという有様でした。心身ともに疲労困憊し、誰にも身の上話を相談することもできず追い詰められていたのです。

夢と希望を胸に抱いて入社した新社会人

大学時代はフットサルサークルの代表をしたり、学内行事にも積極的に参加する学生でした。企業への面接でも自分の行動力や、リーダーシップを自己PRしていた記憶があります。そんな就職活動中に、出会ったのが広告業界でした。広告代理店の仕事は、「クライアントの問題を見抜き、それを解決するための提案をする」という私にとって非常に魅力的な業界に写ったのです。そして、面接を受けること5社目で夢にまで見た広告代理店への内定が決定。この時はやる気に満ち溢れ、1人でも多くのクライアントの役に立とうと決心していました。そして、夢はテレビCMや、人の心に残るキャッチコピーを生み出そうと考えていたのです。   

夢と現実の狭間

実際、仕事に就いてみると現実は厳しいものでした。私は営業部に配属され日々テレアポを繰り返し、ノルマに追われる。お客様の問題を解決するというよりも、広告の押し売りに近かったです。そんな毎日を繰り替えすうちに私の中で、「果たしてこのままこの仕事でいいのか?」という疑問が浮かびました。また、広告業界は仕事内容がハードということで有名ですが、月平均100時間近い「みなし残業」は予想だにしていませんでした。   

疲労困憊

現実と理想の違いに悩んでいた毎日。刻々とハードワークに、体が悲鳴をあげていくのが感じ取れました。相談したくても、相談したところで「自己管理が甘い」「根性が足りない」と言われるのがオチです。全ては私が不甲斐ないせいだと、自分で決めつけていました。

入社二年目の春、心身共についに限界が訪れます。全く夜眠ることが、できなくなりました。また、倦怠感がずっと取れないのです。精神科で診察を受けたところ、「不安抑うつ障害」と告げられました。その時、目の前が真っ暗になりました。「今仕事を失ったらどうしよう」と、そのことで頭がいっぱいになったのです。会社の上司には有給で少し休み回復したら頑張れと言われましたが、「そんな状況で回復してまた戻ったところで同じだろう」というのが率直な本音でした。   

まとめ

私の失敗談で見直すべき点は、まず就職した企業とのミスマッチでしょう。「内定」というのは、嬉しいものです。しかし、その企業に身をおいて長く働けるかなどや、仕事内容も冷静に見つめなければいけません。また、社会人になるとストレスの解消法も、身に付けておかなければなりません。そして大事なのは、「いざという時の相談相手」を確保していなかった点です。苦しい時や自身では解決しきれない問題が、やがてやってくるものです。人は一人で生きていけるほど強くはありません。他者に依存したり、他力本願という話ではありません。苦しい時は、苦しい思いを吐露して自分に正直になるべきです。自分の弱さを晒す事は、決して恥と思ってはいけません。私はプライドが高くそれが、結果的に裏目に出てしまいました。

「手遅れ」になってからでは遅いのです。仕事をしながら病気にならないコツは、未然に解決するところにあると思います。些細な事からでいいので私は「自分の思い、悩みを少しずつ吐き出そう」と声を大にして言いたいです。皆さんも悩みを溜めこむのは絶対オススメしません。私の二の舞にならないように、良き相談相手を探してみて下さい。   

ジョガドール

ジョガドール

現在就労移行支援事業所に通いながら就活中の34歳、男。ヨーロッパサッカーをこよなく愛する生粋のサッカーファン。読書、映画鑑賞も趣味。

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