「あなたの顔が吉祥寺の顔になる!」雑貨店マジェルカのユニークな寄付呼びかけ

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Photo by Anna Sullivan on Unsplash

東京都武蔵野市吉祥寺にある非営利型一般社団法人「マジェルカ」は、全国の福祉施設で作られた雑貨を集めて販売する専門店です。コロナ禍による売り上げの激減から生き残るため、非営利型の一般社団法人を2020年10月に設立しました。

マジェルカは今回、会員登録と寄付を募る「ファンディング」を始めました。寄付の返礼品として、マジェルカの店舗シャッターデザインに参加できるというユニークな特典をつけています。

シャッターのデザインには「自分の顔を模したキャラクター」か「好きな動物」を指定する形で参加できます。手掛けるのは、神奈川県平塚市の就労継続支援B型事業所「studio COOCA(スタジオクーカ)」に通う横溝さやかさん(後述)です。

シャッターのデザインに参加する権利は、5万円以上を寄付した人だけが先着30名まで受け取ることが出来ます。応募締め切りは1月末の予定です。

シャッターのラッピング=吉祥寺の顔

「吉祥寺の顔」になるというのは、マジェルカのシャッターにデザインされることを表しています。5万円以上寄付をすればこの企画に応募でき、自分の顔を模したキャラクター(似顔絵が嫌なら好きな動物でもOK)をリクエストできます。ただし、先着30名までです。

「たかがシャッターだろ?」と思われるかもしれませんが、シャッターに絵が描いてあれば閉めている間じゅうは誰にでも見られる状態となっています。マジェルカの場合は11時開店なので、朝の間はデザイン企画のもと飾られたシャッターが見られるようになります。

人目に付くシャッターに障害者アーティストが絵を描く(実際は描かれたデザインをラッピング)だけでも大きな企画なのですが、今回の寄付特典ではデザインをリクエストする形でより深く創作へと関われるようになっているのです。

寄付および会員登録についてはページ末に記載されているURLからマジェルカの公式ページへジャンプしてください。

今回のデザイナーについて

この企画でデザイナーとして選ばれた横溝さやかさんは、就労継続支援B型事業所の「studio COOCA」に通う利用者であると同時に、いくつかの採用実績を持つ実力派のアーティストでもあります。

実績としては、スポーツ庁が障害者団体支援企業として認定するためのロゴマークに採用されたり、文部科学省による障害者生涯教育のスペシャルサポート大使になったりと、国主導のプロジェクトへの参加経験があります。

そんな横溝さんにとってマジェルカはリスペクトする対象でもあり、企画への参加について「自分の絵がマジェルカのシャッターに描かれるのはとても嬉しい!」と非常に好意的な感想を述べていました。

公式サイト

マジェルカ|ご支援のお願い
https://www.majerca.com

障害者ドットコムニュース編集部

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