「就労移行支援事業所」に通うこととなった経緯

その他の障害・病気

出典:Photo by Samantha Gades on Unsplash

2021年5月に入社したものの2週間で辞めてしまいました。理由は業務の多さと休日も休めなかったからです。仕事をする上でさまざまな困難があり、病院で検査し「聴覚情報処理障害」だとわかりました。このことは私の前回のコラムに書いていますので、気になる方は前回のコラムを見てください。

利用前の自分

働いていたときは1週間で7キロ落ちて、ご飯を食べる時間も、寝ている時間もありませんでした。5月に仕事を辞め、6月はゆっくり休み、7月からは再就職をしようと考えていました。

けれど、どんな仕事をしたいのか全く思いつかず、いろいろ考えていくうちに「就労移行支援事業所」というのがあると親に教えてもらいました。無知のまま就職しても、またすぐに辞めてしまうだろうと思い、就労移行支援事業所を利用することに決めました。

コミュニケーション

最初は自分よりも年上の方が多くてうまく話せませんでした。ジェネレーションギャップを感じ、自分と何十歳も離れている人と、何について話すべきなのか分からなかったのです。

グループワークのとき、意見はしても、質問されたときはあまり答えることはできませんでした。しかし、日を重ねるごとにほかの利用者さんと徐々に話せることができるようになり、グループワークのときも話を振られてからではなく、自分から発言できるようになりました。

パソコン訓練

私は就労移行支援事業所に通うまでパソコンを触ったことが、学校の授業以外ではほとんどありませんでした。最初は全然使えなくて、ホームポジションぐらいしか知りませんでした。利用前は1分間に60文字しか打てませんでした、今では120文字ほど打てます。

また、履歴書などの作成も今までずっと手書きでしていたので、パソコンで作成することができませんでした。最初は文字を打つことがあまり得意ではないし、手書きの方がなれているので、少し抵抗がありました。1度履歴書をパソコンで作成してみると、意外と楽にでき、今ではそうしています。

最近は手書きでは、受け付けてくれない会社があると知りました。

利用日数と時間

体験のときと利用し始めたときは、午前のみで月18日通っていました。理由は特になく、最初に月18日にしていたので、それが基準となっていました。午前のみの理由はフルタイムで通所するタイミングが分からなかったからです。

就職のことを考え始めたとき、フルタイムで8時間働こうと思い、月20日以上、フルタイムでの通所にしました。今でも月20日以上、通っています。自分でいうのはおこがましいですが、休むことは滅多になく、今も安定して通っています。

訓練の取り組み

体験の時と利用開始を始めてからは、主にカリキュラムを中心に受けていました。理由は特になく、個別ですることが思いつかなかったからです。大体全部を受講し終えてからは、作業訓練やパソコン訓練などをしていました。

作業訓練は小さなブロックを組み立てたり、ビーズの袋詰めをしていました。両方とも小さく、今自分が求めているものを見つけることが難しいですが、今ではミスなくこなすことができます。

パソコン訓練は主にword、excel、power pointなどをしていました。今まで全くパソコンを触ってきていないので、最初は全然できなかったですが、今は多少できています。

今取り組んでいる訓練は書類の作成です。自己紹介書や履歴書の内容がうまく書けなくなったら、就職に関するカリキュラムを再度受けたりもしています。

物事が計画通り進み、することがなくなると、スタッフの方に何かすることがあるか聞いて業務依頼をしています。内容はそのときの状況によりますが、封筒の印鑑押しが多いです。

これは、私の障害の特徴をふまえて、指示の聴き取り理解できていたかの練習にもなっています。今でもミスはしますが、毎回終わってから、対処法を考えるようにしています。

終わりに

就労移行支援を利用して約1年が経ち、慣れていないこともできるようになりました。

年の離れた方との会話、ビーズの袋詰め、パソコン、タイピング。

もし就労移行支援を利用していなかったら、就職しても前回と同じようにまたすぐに辞めていたかもしれません。就労移行支援は就職するまでの過程をサポートなどしてくれるところですが、自分の成長に気づける場でもあると私は考えます。

チータラ

チータラ

文章を書くのはあまり得意ではないですが、初めてコラムを書いてみます。

関連記事

人気記事

施設検索履歴を開く

最近見た施設

閲覧履歴がありません。

TOP

しばらくお待ちください