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喘息(ぜんそく)とは?喘息発作は命にかかわります

出典:http://www.photo-ac.com


喘息は、気道の慢性的な炎症により健康な軌道に比べて狭くなっていて、空気が通りにくくなっている病気です。炎症が起こっているため、わずかな刺激でも発作を起こしてしまいます。近年、患者数が増える傾向にあります。

喘息の症状



咳、痰、息苦しさ、喘鳴(「ゼーゼー」「ヒューヒュー」)、気道の狭窄、閉塞などがあります。これらの症状は喘息発作時に激しくなり、呼吸困難や過呼吸、酸欠、体力の消耗、場合によっては死に至ることもあります。

発作が起きやすいとき

・夜間から早朝にかけて
・季節の変わり目
・お天気の悪い日や変わりやすいとき
・疲労、ストレス
・風邪などの感染症
・タバコや線香などの煙、強い臭い、アルコール、埃、ダニ、花粉、カビ、食物、薬品などの発作の引き金になる刺激やアレルゲンに触れたとき


原因と種類



喘息の原因は、まだよく分かっていませんが、免疫不全の一種ではないかと言われています。

喘息の種類は次の2つがあります。

アトピー型

幼児期に発症することが多いと言われています。アトピー性皮膚炎を合併していることがあります。


非アトピー型

40歳以上の成人に発症することが多いと言われています。


治療と発作の管理



発作時

発作を鎮めることが最優先となります。効果がすぐに出る短時間作用性吸入β2刺激薬、テオフィリン薬などの治療薬を使用します。酸素投与をする場合もあります。

予防

症状が出ていないときでも慢性の炎症は起きています。基本的に炎症を抑える吸入ステロイド薬や長期作用性β2刺激薬などを使用します。発作の引き金になる刺激やアレルゲンを避け、体調や生活環境を整えることが大切です。

治療の目標

発作を抑えるのが目標ではありません。ゴールは「発作が起こらず、健康な人と同じ生活が送れること」です。



症状がひどい喘息の場合、公害手帳や身体障害者手帳が交付され、治療費が助成される場合があります。また、他の病気や障害を抱えている場合は、障害年金を受給できる可能性もあります。行政、年金事務所の窓口に相談してみましょう。

障害者ドットコムニュース編集部

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「福祉をもっとわかりやすく!使いやすく!楽しく!」をモットーに、障害・病気をもつ方の仕事や暮らしに関する最新ニュースやコラムなどを発信していきます。
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