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連載コラム2017.1.10

発達障がいにおける自助会の効果(『発達障がい~神からの贈り物~』第2回)

発達障がいにおける自助会の効果(『発達障がい~神からの贈り物~』第2回)
『発達障がい ~神からの贈り物~』 第2回 <毎月10日連載>

皆さんこんにちは、アスペ先生ことK(ケイ)です。2017年が明けましたね。おめでとうございます。昨年は皆さんにとってどんな年でしたか?私にとってはほぼ大きく落ち込むことが1度もなく、自分の思いがどんどん形になっていった素晴らしい1年でした。今年は一層飛躍できそうな、そんな予感を自分自身に感じています。

因みに2014年も2015年も私の人生にとって過去最高と思える1年でしたが、それをますます越えていく、自分でも信じられない時間が毎年毎年深まっています。

思えば、それ以前の鬱の10年は、何度も落ち込み、一所懸命励めば励むほどに失敗を繰り返し、生きていることが辛いと思える毎日でした。そんな私は自分との向き合いから本当の自分を手に入れ、自分の生きる意味や自分らしい生き方を一つ一つ手に入れていったことで、現在のように前向きに生きることが可能となりました。そして、その後自助会活動にサポートする立場で関わり出しましたが、もっと早く自助会活動を自分自身が知っていれば、自分自身が楽になれただろうと何度も思うことがありました。現在は大きな生き辛さは感じないものの、自助会活動に参加することから様々な学びを得て私の生活の充実に大いに役立っています。

ADHDやアスペルガー症候群という言葉も社会認知も高まり、社会の受け入れも昔よりは格段と広がったと感じていますが、それでも今なお多くの発達障害者が生きづらさを感じています。そんな当事者にとって最も大きな効果を持つものが自助会である、現在の私はそう言い切れるようになりました。そのあたりについてお話しようと思います。

正直なところ、私自身も関わりだすまで自助会というものを懐疑的に見ていました。社会から隔離された一定の安全地帯は必要かも知れないが、安全地帯に引きこもっていても何も解決にならない、そんな風に感じていました。その思いは自助会に数度参加しただけで完全に打ち砕かれました。全国に様々な自助会があり、雰囲気も話す内容もまちまちでしょうが、私が参加した『さかいハッタツ友の会』では、様々な生き辛さを共有し、そこから皆それぞれに何かを学ぼうと言う姿勢を強く感じられました。

因みにさかいハッタツ友の会では、毎月10箇所を超える会場で、当事者中心、家族や支援者中心のほか、男性のみ女性のみ、その他親子で参加できる会など様々な機会を設けています。私もその中の一つを担当していますが、会場ごとにリーダーと呼ばれる人物が存在し、それぞれのカラーで会が進行されています。

それらの会に何度か参加するうちに、それぞれ個々の悩みの中に共通する部分が段々と見つけられるようになり、他人の悩みごとから自分の生き辛さの解決のヒントを多く見つけられるようになります。また、他人に対してのアドバイスも、実は自分自身に向けていっていると思われるくらい、自分の課題を解くヒントを自分自身の口から無意識に出だすことも多く、そんなことから社会適合のヒントをそれぞれがそれぞれのタイミングで見つけ出しています。


会の代表の石橋尋志も事あるごとに述べていますが、自助会は自分と同じような仲間と話す中で、自分を俯瞰視できる貴重な場であることにいつも気付かされます。

また、昨年の私の会に多数の参加者が来てくれたことから、インターネットでの動画配信も手掛けるようになりました。自助会が近くにない人たちや、行ってみたいがなかなか一歩が踏み出せない人たちにも届いて欲しい、そんな願いから昨年の夏にはじめました。

私達にとって、安易な支援や行き過ぎたサポートより最も効果があるのが自助会である認識はあるのですが、実際には多くの当事者や家族が元気になる一方で、全ての自助会が上手く運営でき、全ての参加者が満足行っているわけではありません。中には参加者どうしが揉めて会が存続できないようなこともあります。これは誠に残念なことですが、本来自助会は様々なスタイルがあってしかるべきです。運営側もできるだけ多くの満足を得る努力に励んでいることでしょうが、全ての人間にとってよいものなどありえません。色々な雰囲気があり、自分に合う場所を選べることが最も良い方法だと私達は考えています。だから私達の自助会は一度に集まる人数に制限を設け開場数を分けることで対応しています。会の雰囲気も会場ごとのリーダーの個性が現れるので選択肢が広がります。リーダーにとっても自分が運営に携わることで、また自分の個性を出せることで私たち自身の成長も得られます。このようなスタイルが堺発で全国に広がれば…、私達はそう願っています。

最後に、自助会の効果が大きいことを述べてきましたが、一つ注意点があります。当事者を無理やり連れて行くことは避けてください。あくまで本人の第一歩が重要です。無理やり連れてこられた当事者がなかなか抜けられないシーンを何度も眼にしてきました。なので、情報提供だけしてあげてください。一旦頭の中に自助会なるものの情報が入っていればわらにもすがる状態になった時に自然に足が向くでしょう。またわらにもすがる状況の時は実はその人が買われる大きなチャンスの時期でもあります。人間は調子の良い時にはなかなか買われないものですから。

以上、自助会について述べてきましたが、ぜひ皆さんも近くにないかチェックしてみてください。なければ自分で造るのも手です。私達が何らかのお手伝いができることもあると思います。以下にリンク先を示しておきますのでご参考にご覧ください。


★さかいハッタツ友の会代表石橋のブログ http://blogs.yahoo.co.jp/duaed021
★さかいハッタツチャンネル http://twitcasting.tv/f:774656389342039 ※SNSアカウント要
★さかいハッタツチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCTZapuIwPyIO_8eUsK7CHwA
★アスペ先生の独り言(当コラム担当Kのブログ) http://ameblo.jp/suzie-net

ライタープロフィール
Kei スズキ
Kei スズキ

1969年大阪府泉大津市出身 高知大学農学部卒
ディレクター、スタジオ・ミュージシャン、道化師、学習塾経営など仕事は長続きしないながらも様々な分野に挑戦、一方で離婚を経験したことから10年の欝を経験。そののち2013年に発達障害の診断を受ける。現在はさかいハッタツ友の会の自助活動を中心に、自身の経験を活かし、発達障害者の生きがいや生き方についての啓発活動を行う。

ブログ『アスペ先生の独り言 ~人生を最高に楽しむ凸凹スタイル~』 
http://ameblo.jp/suzie-net/

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