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暮らし2017.2.7

「聴覚過敏」とは?排除すべきは音ではない

「聴覚過敏」とは?排除すべきは音ではない

出典:https://www.photo-ac.com/


聴覚過敏と聞くと文字だけでは「音が大きく聞こえる」といったようにも捉えられがちですが、そうではありません。聴覚過敏は大抵の人が十分我慢できる音が苦痛を伴う異常な音として聞こえてくる症状です。音過敏と呼ばれることもあります。

聴覚過敏の症状・原因



・聴覚過敏の症状が現れる時
普通の人がなんとも思わないような環境音に対する耐性が低く、生活音などが苦痛に感じられることがあります。例えば、人の会話、サイレンの音、花火の爆発音、お祭りの太鼓、ゲームセンターなどです。このように様々な場面で気分が悪くなったり、頭が割れそうなほどの頭痛がしてきたりします。

・大きな音が苦痛なわけではない
日頃聴覚過敏に悩まされている人でも、一人ひとり音によってはなんともないという場合があります。近くに大音量の緊急車両が通ってもサイレンにはなんともなく感じたり、聴覚過敏でない人でもうるさく感じる音にも全く動じないこともあります。

・自律神経の乱れ
自律神経が乱れる原因も様々で、日常生活での緊張状態、寝不足、精神的なストレス、体力の消耗などがあります。

・脳や耳の身体機能不全
音を伝える部分や、音の強弱を調整するシステムが上手く働けない、音の情報を処理する機能が何らかの問題を起こしていることが原因の1つです。

聴覚過敏の人は、特定の音に苦痛を感じるのではなく、「不安な気持ちになった時に周りの音で気分が悪くなる」と言われています。

例えば、コンサートやライブ会場ではじっとしていることにストレスを感じてしまい、ステージの音に苦痛を感じてしまうことです。聴覚過敏は不安が高まった時に出てくる症状で、どこかに行く際は不安要因を特定しておくとよいでしょう。


嫌な音をから身を守るには



リラックス状態や楽しい状態の時は、以前苦痛に感じた音でも耐えられることが多いです。それでも不安やストレスはすぐに溜まってしまうものです。

音から自分を守るために、外出時には耳栓やイヤマフを携帯するなどして気を付けましょう。工事現場などで使われる本格的なものから、低周波用・高周波用・全域用と多岐に対応できるものが複数あります。自分に合うものをじっくりと選ぶのが良いでしょう。


薬物治療と改善方法



耳鼻科ではビタミン剤(メチコバールなど)と一緒に精神安定剤の処方がされることが多いです。一般的な耳鳴りへの処方と似ていますが、聴覚過敏を治す薬はまだ確立されていません。

聴覚過敏は、耳鳴りの人の40%といわれていますが、生活習慣やストレスから起こることもあります。聴覚過敏かな?と思ったときは身体の声に素直になって、横になってゆっくり休むとよいでしょう。

      

さいごに



ストレスや不安は誰もが持っており、誰にでも起こりうる病気でもあると言えるのではないでしょうか。音は個人の主観的な部分が多く、刺激の受け取り方も様々なので周りからは理解されがたい事もありますが、自分の身体のシグナルと受け止め前向きに体を休めましょう。


参考文献
LITALICO発達ナビ
https://h-navi.jp

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障害者ドットコムニュース編集部
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