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障害・病気2016.9.12

気象病とは?天候の変化で症状が誘発される疾患

気象病とは?天候の変化で症状が誘発される疾患

出典:http://www.photo-ac.com


「気象病」とは、近年認知されつつある病名で、気象の変化により、症状が出現・悪化する疾患の総称です。「天気が悪いと古傷が疼く」という役者のセリフのようなこの症状も、「天気痛」と呼ばれる気象病の1つとされます。今回は、気象病の具体的な症状や、気象病によって誘発される疾患についてご紹介します。

気象病の症状①(1974~1984年の研究結果)



数少ない気象病の研究者によると、天候(とくに湿気)が気分に大きく影響することが分かっています。「湿気」と「暑さ」と「日照時間」が気分に影響したそうです。詳しくは以下の通りです。

 ・湿気が高いと、集中力が低下し、眠気を催すことが多くなる
 ・気温が上がると、不安が低下し、節度を保てなくなる
 ・日照時間が長いほど、明らかに楽観的な考え方をするようになる

抑うつ症状と不安神経症状については、天候による気分の影響が見られなかったそうです。


気象病の症状②(2005年の研究結果)



春の快晴(気温か気圧が比較的高い)の日に外にいる時間が長いほど、気分が高揚し、記憶力も向上し、普段より広い物事の捉え方ができるようになるという研究結果が報告されました。また、他の季節にはこの因果関係は見られなかったそうです。ただし、夏の猛暑日には、気分が低下することが分かっています。


気象病の疾患



気象病により誘発される疾患として知られているものは、以下があります。

 ・天気痛
 ・メニエール病
 ・喘息
 ・めまい症
 ・うつ病
 ・肩こり
 ・頭痛/腰痛/神経痛/関節炎/リウマチ
 ・じん麻疹
 ・吐き気
 ・心臓発作
 ・脳出血

このように、気象病は既存の疾患が発症したり悪化する病気であって、「気象病」という1つの新しい疾患が認められたわけではありません。


気象病の原因



天候と疾患発症の因果関係については、まだ詳しいことは分かっていません。ひとつには、気圧を感じる感覚器官からの信号によって、自律神経系のバランスが交感神経優位となり、心と体が緊急時やストレスを受けた時と同じような活発な状態になることによって様々な疾患の発症を誘発すると考えられています。また、気圧が下がると、人の体は押される力が減り、血管が拡張しやすくなります。これも疾患発症の誘発原因とされます。


気象病の対処方法



気象病はいまだ原因不明であるため、現在分かっている疾患誘発の現象に予め対処するしかありません。自律神経系のバランスや、心身の状態を良好に保つ方法としては、一般的に知られている以下があります。

 ・規則正しい生活
 ・十分な睡眠をとる
 ・バランスのとれた食生活



2015年6月7日付の読売新聞に、体力のない人が気象病になりやすいという内容の記事が掲載されました。明確な原因が究明されていない病気だけに、これからも気象病の原因や症状についての様々な情報を見聞きすることになるでしょう。

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