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連載コラム2017.1.30

どうやったら前に進めるかと考えた 『心の一歩 』vol.1

どうやったら前に進めるかと考えた 『心の一歩 』vol.1
『心の一歩 』 vol.1 <毎月30日連載>


私は身体にハンデを持っています。このハンデ、現在の医学では治療法が無く治りません。

今回、執筆依頼を頂き、非常にありがたいと思うのと同時に、一体何をお伝えできるのだろうか?と考えました。

自分の体験を振り返ってみました。最近のこと、病気が発覚した当初のこと、健康だったころのこと。私の人生は病気を境目に、それまでの何も不自由の無い明るい生活から、辛く後ろ向きな暗い生活へと変わってしまいました。しかし、ある出会いから助けられ、いまは、前に一歩踏み出し、精一杯生きています。

7年前、病気が発覚し、徐々に症状が現れ、ハンデを背負ったことを意識したあの頃、私の心には不安と不満しか存在していませんでした。楽しい事なんて何一つなかったです。多くの人を傷つけ、当時を思うと、悔やんでも悔やみきれません。それが今は、楽しい事しかないのです。言い切ります。人生は楽しい(笑)。実はそう思い込んでいるだけなのかも知れません。でも、その気持ちが一番大切で大事なのだと気がついたのです。

症状が明らかに悪化し、精神的に弱り切っていたあの頃、私はネガティブに「なんで俺が・・」、「なぜ?」という思いばかりで、その疑問を解決してくれる方法や答えは見つかりませんでした。しかし、ある出会いをきっかけに水泳を始め、現在の体の状態で「どうすれば?」「どうやって?」と疑問を持つようになり、その答えを探しているうちに水泳だけではなく、今後の人生において沢山のポジティブな解決方法と答えがありました。

私はどうやったら前に進めるか?と考え、その方法を試してみようと一歩踏み出すと、楽しくなりました。そうするうちに、いろいろと後悔ないように、全てを精一杯楽しもうという気持ちに変わっていきました。ハンデが有ろうが無かろうが人生は一度きりですし、それならば、とことんやって楽しんでやろうと大きく変わっていったのです。

ハンデがあると、誰だってはじめはネガティブな思考になります。当然です。私自身、自分の病気をインターネットなどで調べても、不安になる情報ばかりが散らばっています。お先真っ暗な未来が見えてきてしまいます。でも、未来に立った時に、「あの時あぁしておけば・・・」なんて思いたくないじゃないですか?
なぜ?から、どうやったら?と考え方を変えたことが、心の一歩を踏み出し、人生の楽しさを見いだすきっかけになったと思います。

追伸。
不安だったあの頃、傷つけてしまった人達に報いるチャンスは、もうやってこないかも知れません。本当に後悔が残ります。この先、どうやったら後悔しないか。自分の体験と気持ちと、考えたことをさらけ出し、少しでもどなたかの勇気に、少しでも誰かの役に、少しでも、、メッセージとして伝えられたら、そう思うようになりました。
次回、vol.2で、また御話させて頂けたら幸いです。

ライタープロフィール
佐久間 勇人
佐久間 勇人

約7年前、小脳が萎縮し、伝達神経系が徐々に破壊されていく神経難病脊髄小脳変性症であることを知りました。そこから今日までは沢山の経験・後悔がありました。人と出会い、生まれた笑顔、そのありがたみを人一倍感じとり、今まで気が付かなかったようなことを学べてきたような気がします。
ハンデがある。でも、それは「個性」でもある。そう思うようになった時、生き方がかわりました。そして、障がい者水泳というスポーツに出会うことが出来たのです。
目標を持ち、チャレンジし、全国障害者スポーツ大会(2015わかやま大会・2016いわて大会)においては新記録を樹立しました。まだまだやりたい。まだまだチャレンジしたい。継続していくことに最大の意義があると思います。何もしないで、後悔するのではなく、「いま」できることを思いっきりやりたい。
限りある時間の中で出会うべくして出会えた“こと”。体験の中で見つけた思いをお伝えしています。

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