障害者ドットコム

 >  > えがおをつなぐ 『心の一歩 』vol.10
連載コラム2017.10.30

えがおをつなぐ 『心の一歩 』vol.10

えがおをつなぐ 『心の一歩 』vol.10
『心の一歩 』 vol.10 <毎月30日連載>

第17回愛顔(えがお)つなぐえひめ大会に出場しました。

お祭りだと言う人もいる。でもこの大会に何年も出場したくて、したくて、泳いできた。毎年、出場を目指して頑張っている仲間を知っている。だから、その仲間の代表だとも思って愛媛大会に挑んだ。

ここ最近は、息継ぎで首が上手く動かず、水を飲む量も増えてきたけど、3年連続出場できた。たくさんの人に支えられ、力を借り、ここまで来られた。本当に感謝しかない。

夢を形に変えられた。輝かしく、誇れて、自信にもなった。現状のような病気にならなければ、国体に出場だなんて思いもしなかったと思うし、考えもしなかった。それが今は違う。

私は足が動かない。条件が揃わないと外出もままならない。人は哀れだと思うのだろうか。そこには愛が無いよ、それは差別じゃないだろうかと、ふとした時にそう思うことがあった。

だから私は、根性を見せた。障害者とか関係なく、まっしぐらに夢を掴んでやろうという剛気を。

国体において、私が泳いだ障害区分の全種目での大会新記録樹立を目指した。やり遂げる。誰のためでもなく、自分のために。その結果が、プロセスが、誰かの勇気になる時がくる、そう思って。

第17回愛顔(えがお)つなぐえひめ大会
10月28日(土) 25m背泳ぎ 金メダル
10月29日(日) 50m自由形 金メダル


自由形50mで大会新記録が出せた。25mは既に私の記録だったので、これで私が泳いだ障害区分の全種目において大会記録を樹立したことになる。しっかりとした足跡を残せた。

精一杯、泳いだ。歓声に涙が出た。皆様、応援、ありがとうございます!

今後も、少しでもいいので気にかけてください、私達のことを。

ライタープロフィール
佐久間 勇人(さくま はやと)
佐久間 勇人(さくま はやと)

約7年前、小脳が萎縮し、伝達神経系が徐々に破壊されていく神経難病脊髄小脳変性症であることを知りました。そこから今日までは沢山の経験・後悔がありました。人と出会い、生まれた笑顔、そのありがたみを人一倍感じとり、今まで気が付かなかったようなことを学べてきたような気がします。
ハンデがある。でも、それは「個性」でもある。そう思うようになった時、生き方がかわりました。そして、障がい者水泳というスポーツに出会うことが出来たのです。
目標を持ち、チャレンジし、全国障害者スポーツ大会(2015わかやま大会・2016いわて大会)においては新記録を樹立しました。まだまだやりたい。まだまだチャレンジしたい。継続していくことに最大の意義があると思います。何もしないで、後悔するのではなく、「いま」できることを思いっきりやりたい。
限りある時間の中で出会うべくして出会えた“こと”。体験の中で見つけた思いをお伝えしています。

障害福祉サービス
事業所検索

施設名・電話番号

都道府県

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

職種別

事業種別

ページの先頭へ