身近な存在が吃音症でして。
暮らし出典:Photo by Bogomil Mihaylov on Unsplash
わたしの周りには吃音を抱えた方が数人います。彼らの苦悩や周囲が感じることをまとめてみました。
笑われているのを横目に……
以前、コンビニでアルバイトしていた時のこと。先輩スタッフのひとりがかなりの吃音でした。
「いいいいいいらっしゃいませ」「ふふふふ袋はご利用ですか?」と話し始めの部分が苦手なタイプです。
お客さまから笑われたり「落ち着いて!」と言われているのを間近に見ていました。
接客業に憧れる方も多い
当たり前のことですが、本人はわざとやっているわけではありません。本人の意思とは関係なく出てしまうのが吃音です。
よほどゆっくり話せば吃音が出ることが減ったりしますが、スピードが求められる接客業などではそうもいきません。
そんな吃音の方に嬉しい知らせもありました。
2021年に吃音の方が集まる「注文に時間がかかるカフェ」が東京都で1日限定で開催されました。
こちらでは吃音を抱えつつも接客業が大好きな方がスタッフとして活躍し、様々なメディアなどでも取り上げられました。
実際に足を運んだ方から「吃音への認識が変わった」「接客が温かかった」などプラスの反響が多く寄せられました。
こちらのカフェのプロジェクトは現在も継続して活動しており、全国各地で開催されています。
意外と周りは気にしていない?
わたしにはオンラインゲームで知り合った恋人がいます。その恋人は吃音があり、ボイスチャットで話していてもよくどもっています。
ですが、わたしは彼女のどもりを気にしたことがありませんし、どもりのことを本人に指摘することもありません。
わたしからすれば「ただのクセ」のようなものだと感じています。
例えばスポーツ選手がインタビューを受けたときに「そうですね~」から回答することが多いですが、これと変わらないものではないかと受け止めています。
吃音だって個性
個性的な話し方ではありますが、わたしはそれを迷惑だと感じることはありません。
ですが、世の中には吃音が原因でいじめられたり、ひきこもりになってしまったり、悩みを抱える方が少なくありません。
そのような方々が生きやすくなる世界も「多様性」を認めることなのではないかとおもいます。
参考文献
無理解で苦悩する吃音(きつおん、どもり)の若者たち。“注文に時間がかかる”カフェが夢を後押しする |日本財団ジャーナル https://www.nippon-foundation.or.jpその他の障害・病気