薬物療法~私なりのつき合い方

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出典:Photo by Myriam Zilles on Unsplash

みなさんは薬物での治療についてどのような印象をもっていますか?

「副作用が怖い」と考える方もいれば、「服薬で楽になるならそれでいい」と考える方もいると思います。

今回は私なりの薬との向き合い方と、医師からいわれたことについて話したいと思います。

現在の私

私は「双極性障害2型」「高次脳機能注意障害」「睡眠障害」「片頭痛」の治療をしています。その中でも片頭痛は薬を服薬する中で出てきたものです。

現在飲んでいる薬の種類は7種類です。治療開始時は片頭痛以外で8種類服薬していましたが、少しずつ体に合ったものに調整してもらいました。

どうやって薬を減らしたのか

結論だけいいますと、似た効果を持つものをできるだけ1つにまとめたからです。

以前の私は医師に症状を伝え、直接的なアプローチをかけてもらっていました。しかし、そうすると処方薬は多くなり、結果的に薬物の多量摂取による症状が出てきました。

同じ医師に症状を伝えても薬が増えるだけでした。ですので、病院を変えて改めて症状と、処方された薬、薬を飲んだ後の変化について話しました。

そこで初めて薬の成分重複や、成分量の問題が浮き彫りになりました。その医師はお薬事典を私に見せながら、薬は体の機能の一部に作用して効果を発揮することや、薬ごとに効果の出る時間が違うこと、ものによって服薬制限があることを教えてくれました。

その後は薬品の血中濃度を調べてもらい、異常数値のある部分を少しずつ減るように、処方薬を調整してもらいました。期間は大体6か月ほどかかりました。また、薬品中毒の状態が長かったために、片頭痛という"おまけ"もついてきてしまいました。

患者の言葉は医師の舵

医師は患者とコミュニケーションを取りながら、普段と何が違うかをよく聞きます。それは「正常な状態と、そうでない状態をハッキリとさせ、患者にもその意識を持ってもらうため」とうかがいました。

そうすれば、患者がどんな違和感を覚えたか、しっかり伝えることができるため治療の効率があがるそうです。

私は先日熱中症で倒れてしまいました。その際に頭の痛みがあったのですが、最初は片頭痛と同じような痛み方で気づきませんでした。しかし、片頭痛の薬を飲んでも治らないことや、痛みの発生までが早いことなどを事細かに医師に伝えると、痛みのある個所に直結する神経をブロックする注射を打ってくれました。

それがすぐに効果を出したため、熱中症の際に脳血管の膨張が原因で一部が腫れていることが発覚しました。また、その腫れを抑える薬を処方してもらい活動できるようになりました。

相談は医師?薬剤師?

答えは両方です。医師はお薬の専門家ではありませんが、患者の状態を詳しく知れる人です。また、薬剤師はお薬の専門家ではありますが、患者の状態を詳しくは知りません。

ですので、服薬に関することや服薬後の異常に関してはまずは薬剤師に相談し、自分の症状に合った薬なのか、説明を求める際には医師に相談するといいと思います。

服薬での注意点

お薬にはそれぞれ効果を発揮しやすい条件があります。飲んで30分から効果の出るものもあれば、3日以上続けて飲まないと効果が少ないお薬もあります。 ですので、勝手な判断で服薬を中断せず、まずは薬剤師に相談して、状況を見るべきか医者に診てもらうべきか、判断を仰ぐといいと思います。

今後の薬とのつき合い方

私の症状の1つである片頭痛は「薬の飲みすぎが原因」もしくは「他の薬で痛みを感じやすくなったことが原因」とされています。ですので、まずは服薬している薬を整理し、医師と相談しながら、少しずつ量や種類の変更をしたいと考えています。

まずは、自分の薬に興味を持つことが大切だと思います。少しでも違和感があれば、それを医師や薬剤師に相談するキッカケにもなります。

気にしすぎといわれるかも知れませんが、医師も薬剤師も人間ですので、失敗することもあります。自分のちょっとした違和感に対する発言が、医師からすれば大きく舵を切るキッカケになることもあります。

どうしても、腑に落ちない回答の場合はセカンドオピニオンも視野にいれてはいかがでしょうか。

また、おくすり手帳はどの病院でも使えます。医師に見てもらい、自分にどんな症状が出ているか伝えることをおすすめします。

ただの紅茶好き

ただの紅茶好き

社会人になってから双極性障害と高次脳機能障害の診断。現在は自分にできることをしながら社会に適応するために様々なことをおこなっています。

紅茶やハーブティー、アロマテラピーにもともと興味があり、障害に対するアプローチもできるという事から力を入れて学んでいます。

趣味はゲーム全般で最近ではMOBAというジャンルに手を出すか悩んでいます。

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