ずっと考えてしまう~反すう思考について
暮らし「あの時あぁすれば良かった」「こうすれば良かった」など終わったことを何度も考え続けたり悩むことはありませんか?
私は終わったことを何度も繰り返し考えることに加えて、何かネガティブな出来事があると、ずっとモヤモヤと悩み考えてしまいます。
このような思考を「ぐるぐる思考」または「反すう思考」といいます。
反すう思考について
「反すう」とは、牛などの動物が一度飲み込んだ食べ物を胃から口に戻し、また噛んで胃に戻す行為を指す言葉です。
ネガティブなことや不快に思ったことを何度も思い出して落ち込んだりする行動が、動物の反すうに似た反復行動であることから「反すう思考」と呼ばれるようになりました。
やっかいなことに反すうすることで気持ちが落ち込んだり、ネガティブになるだけではなく、うつ病や不安障害などの精神疾患になることもあります。また、集中力や注意力の低下にもつながります。
「まじめ」「完璧主義」「繊細」「気持ちの切り替えが下手」これらに当てはまる人が、反すう思考になりやすいといわれています。
対策
感情を外に出す
ネガティブな気持ちや不快に感じていることが頭の中にずっとあると、その気持ちは強くなり、しんどくなります。なので頭の中から出すようにしています。
具体的には「人に話す」「紙に書く」などをして気持ちの整理しています。
人に話すとスッキリするのですが、聞いてもらう人がいない時などは今、悩んだり考えてることを紙に書くようにしています。
そうすることで、解決策を見出すきっかけになったり、実はそんなに大した悩みではないなと気付くことができます。
家事をしたり筋トレをしたり他のことに打ち込む
料理をしていると目の前の作業に集中できるので、作っているときはネガティブな考えから離れることができました。
また部屋の片づけをすると、部屋も綺麗になって気持ちもスッキリして達成感もあり、気分転換にもなります。
体を動かしていると考えずに済むし、体も鍛えることができるので、腹筋などの筋トレをしています。
自分を客観的に見つめる
同じことを何度もぐるぐると考えている時は視野が狭くなっています。ネガティブな考えに支配され自分自身を追いつめてしまい、まだ起こっていないことにまで不安になるときもあります。 そんなときは「また考えて過ぎているな」とか「疲れているんだろうな」と客観的に見るようにしています。
少し離れた所から、自分を見てネガティブな考えでいっぱいの自分に対してブレーキをかけるイメージです。
あと、同じことを考えているときは「考えるのがアホらしい」とか「時間の無駄」と思うようにしています。
最後に
「反すう思考」は終わらない「一人反省会」のようなものです。「反すう思考」に気付いたら「反省会は終わり」と意識し自分に伝えるようにしています。
時間は掛かりますが、自分の思考の「クセ」に気付き、行動することで少しづつ改善してきました。