インクルーシブパレード2025 OSAKA、11月9日開催～聴覚障害当事者と創る、目と心で感じる新体験

2025.10.16

イベント

1. インクルーシブパレードとは

障害の有無、年齢、国籍、性別を超えて誰もが一緒に楽しむ社会参加型イベント「インクルーシブパレード」が、大阪の街を舞台に開催されます。音楽やアートを融合させ、「心のダイバーシティを祝う」一日を創り上げることを目指す取り組みです。

今回のイベントの最大の特徴は、企画段階から聴覚障害当事者が参画している点にあります。従来のパレードが「耳で聴き、体で感じる」ことを前提としてきたのに対し、今回のインクルーシブパレードでは「耳でなく、目と心で感じる」新しい体験を重視しています。手話通訳や文字支援に加え、光や映像、身体表現を活用した演出を取り入れることで、聴覚に障害のある方も安心して主体的に参加できる環境を整えています。同時に、健常者にとっても「音を視覚的に楽しむ」新鮮な体験となり、互いに違いを越えて楽しめる場を実現しています。

車椅子利用者や視覚障害者、小さな子どもを連れた家族なども参加しやすいよう、バリアフリー対応のルートを設定しています。当日は福祉や医療を学ぶ学生ボランティアをはじめ、地域の人々が参加者を支え、共にイベントを創り上げます。ボランティアにとっても、多様な人々と関わる実践的な学びの場となっています。

日本クロージャー株式会社、株式会社視える化、株式会社メディエイトなど、多彩な企業がスポンサーとして参画し、単なる資金協力にとどまらず「多様性を尊重する社会づくり」という共通目標を企業が体現する取り組みとなっています。

インクルーシブパレードは一日限りのお祭りではなく、地域社会、教育機関、企業、市民が互いに学び合い、つながりを深める「共生社会の実験場」です。参加者はこの体験を通じて社会の新しい可能性を知り、誰もが自分らしく生きられる未来を共に創り上げる一歩となることが期待されます。

2. 今年の特徴・見どころ

インクルーシブパレードの最大の特徴は、障害の有無や国籍、世代を超えて「誰もが主役」として参加できる点です。企画段階から聴覚障害当事者が参画し、「耳でなく目と心で感じる」新しいスタイルのパレードを実現しています。音楽やリズムを光・映像・身体表現に変換する演出、手話通訳や文字支援といった情報保障により、聴覚に障害のある方も安心して参加できます。また、車椅子やベビーカーでも参加しやすいルート設定や、ボランティアによるサポート体制も整っており、誰もが楽しめる工夫が随所にあります。さらに、パレードだけでなくインクルーシブパレード後夜祭ではマジックやダンスなどのステージパフォーマンスも用意され、音楽・ダンス・アートを通じた多様な交流が広がります。企業や大学との協働によって支えられたこのイベントは、単なるお祭りではなく、多様性と共生社会のあり方を体感できる「実験の場」としての側面を持っています。

3. アクセシビリティへの取り組み

インクルーシブパレードでは、株式会社アイシンが提供する「YYSystem（ワイワイシステム）」を導入し、聴覚に障害のある方々へのアクセシビリティを強化しています。YYSystemは音声を文字や振動で可視化・共有できる仕組みであり、ステージやパレード中の案内をよりわかりやすく伝えることが可能です。これにより、耳で音を聞くことが難しい参加者も安心してイベントを楽しめる環境を整備。目と心で感じる新しい体験を、多様な人々が共に分かち合えるようにしています。

4. ボランティア・参加者の声（インタビュー形式も可）

ボランティアの声
初めてインクルーシブパレードに参加した時、正直「自分に何ができるんだろう」と不安もありました。でも、街を一緒に歩く中で、障害の有無や年齢に関係なく、みんなが笑顔でつながっていく姿を目の前で見て、本当に胸が熱くなりました。サポートしたはずの私自身が、逆に「ありがとう」と声をかけてもらい、人と人が支え合う瞬間の尊さを実感しました。ここでしか出会えない景色に出会えたことが、忘れられない感動です。

5. 協賛・パートナー企業の紹介

• 日本クロージャー株式会社（暮らしを支える容器用キャップのリーディングカンパニー）
• 株式会社視える化（医療・福祉のリアルを視える化し、多様性ある社会を応援）
• 株式会社メディエイト（北摂エリアで医療支援とレクリエーションで高齢者のQOLを高める）
• 株式会社PLAST（医療・福祉×デザインで多様性ある地域を築くPLAST）
• BellAid（安心と心を運び、多様な移動を支える民間救急ケアタクシー）