Get in touch主催公演「月夜のからくりハウス 渋谷の巻」開催とクラウドファンディングのお知らせ

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今夏の東京パラリンピックでは、多様なマイノリティ・パフォーマーが参加し、国民に感動を与えました。大成功を収めました。 そして、「まぜこぜの社会をめざす」をキーワードに数多くのイベントを開催してきた一般社団法人 Get in touch(代表・東ちづる)には、「ひと夏の感動だけで終わらせない」という新たな目標が生まれました。半年もすれば完全に忘れ去られてしまうかもしれない一時の感動を、当たり前の遺産として残していくために、もう一歩踏み出さねばなりません。

マイノリティ・パフォーマーのユニークな個性、すばらしい表現力を、もっとたくさんの人に知ってもらい、施しではなく立派なビジネス・エンターテイメントとして成長させていくための起爆剤として、Get in touchのキラーコンテンツである「月夜のからくりハウス」の再演を決意しました。

これまでは、日本財団や神田明神や渋谷区のサポートを受けながら開催していた公演ですが、今回は Get in touch自らの主催公演を目指し、資金集めのためのクラウドファンディングを行っています。

「月夜のからくりハウス」について

「月夜のからくりハウス」は2017年12月に、初演されました。サーカスや見世物小屋をイメージした、唯一無二のエンターテイメント作品。車椅子ダンサー・全盲シンガーソングライター・ドラァグクイーン・ミゼットレスラーなどが集まり、一夜限りの「まぜこぜ一座」を結成。中には、こびとプロレスのように「障害者を笑いものにしてはならない」というマスコミの自主規制により、メディア露出が少なく活躍の場を奪われたメンバーもいます。いざテレビ出演の機会を得たとしても、ほとんどがマジョリティ目線の「感動ポルノ」で終わってしまうのが現状です。こんな状況に一石を投じるため、「まぜこぜ一座」は始まりました。

しかし今年は違います。パラリンピックが開催され、開会式や閉会式にたくさんの個性的なマイノリティ・ パフォーマーが登場し、関心はかつてないほど高まっています。「国歌斉唱を行った天使のような美声の持ち主は誰?」「アクロバティックな技で視聴者の目をくぎ付けにした車椅子のダンサーは誰?」と、思 わず検索した人も多いのではないでしょうか? 彼らに注目が集まっている今だからこそ、「月夜のからくりハウス」を再演&配信し、そのパフォーマンスをたっぷり目に焼き付けてほしいのです。

「月夜のからくりハウス」はこれまで3回公演を行っていますが、「今まで観たことがない」「価値観が変わった」と大人気! 今年3月に渋谷区の記念イベントとして行われた公演に至ってはチケットがたった20分で完売しました。出演者の家族や友人など、いわゆる「コネ持ち」ですら買えなかったと言えば、どれほどの人気かおわかりでしょう。

今回は劇場での公演だけでなく生配信にもチャレンジします。さまざまなマイノリティについて本当の意味で知るきっかけとなるであろう、感動させるだけでは終わらない「まぜこぜ」の多彩で多様なショーをお楽しみください。

最初で最後の自主公演へ

今回の「月夜のからくりハウス 渋谷の巻」では、新たな目標があります。それは、Get in touch自身が主催として公演を開くことです。過去3回の開催では、それぞれ日本財団・神田明神・渋谷区が主催という形で公演されていました。なぜならば、自力で開催するだけの資金が無いからです。

資金難は今回も変わらず、最大限捻出しても数百万円規模で目標額に届かない状況です。そこでGet in touchでは240万円を目標額とするクラウドファンディングを実施しています。返礼品として、オンライン生配信の視聴チケットやエンドロールでの名前掲載といったものが用意されています。これは「最初で最後の自主公演」となります。

公演の概要・申し込み/支援方法

公演概要
開催日時:2021年11月17日(水)13:00~(12:00開場)と17:30~(16:30開場)の2回公演
場所:渋谷区文化総合センター大和田6階 伝承ホール
入場料:7,500円(税込)全席自由席
定員:未定(感染症対策の観点から席を減らす場合がございます)
その他:手話優先席も用意しています。車椅子席はメール( tsukiyokarakuri@gmail.com )にてお問い合わせください。

e+(イープラス)でのお申込みでは公演を生で見ることができ、クラウドファンディング「READY FOR」での支援のリターン(返礼)では、生配信の視聴チケットがもらえます。

申し込み方法
e+(イープラス)でのお申込み
先行期間:10月23日(土)12:00~10月31日(日)23:59
一般発売:11月6日(土)10:00〜

支援方法
READY FORでの支援
受付期限:11月16日(火)19:00まで(銀行振込の場合は11月15日15:00までに入金が確認されますようお早めにお願いいたします)
受取方法:一部リターンにある「生配信視聴チケット」として、視聴URLを返信させていただきます。
注意:オンライン視聴用のURLはREADY FORのメッセージ機能にて送信されます。その他詳しいことはREADY FORの支援ページをご確認ください。

東ちづるさんのメッセージ(READY FORより引用)

人は、社会は、変わる!
それを実感した2021年でした。

障害のあるパフォーマーたちとのある映像制作の際、撮影が始まった当初は、スタッフの皆さんは障害のあるパフォーマーたちに戸惑っていました。義足を外すダンサーのその瞬間を撮ってほしいのに、足ではなく顔をアップにしてしまうカメラマンさん。

「え!足にピンスポを当てていいのですか?」と躊躇する照明さん。自閉症のラッパーに、「話しかけていいのでしょうか?」と腰が引ける助監督さん・・・。

「遠慮しなくて大丈夫ですよ。一緒にいると配慮の仕方がわかってきますから」と私。

そして4ヶ月後。撮影終了してのスタッフの皆さんの声です。

「自分が変わったんです。街で障害のある人を見かけたら、以前は見て見ぬふりをしていました。それが失礼にならないと思っていたから。今は、困っていないかなー?って、普通に出逢えているんです。前みたいにビビってないんですよ!」

知らなかった、慣れていなかっただけなんだなあと思いました。きっかけがあれば、人は変わるんですね。

人が変われば、家庭が、地域が、会社が、社会が変わっていくと思っています。

一緒に変わるきっかけを作ってください。私たちとつながってください。どうぞよろしくお願いします!

申込サイト

チケット予約(イープラス)
https://eplus.jp

クラウドファンディング(READY FOR)
https://readyfor.jp

一般社団法人Get in touch 公式HP
https://www.getintouch.or.jp

障害者ドットコムニュース編集部

障害者ドットコムニュース編集部

「福祉をもっとわかりやすく!使いやすく!楽しく!」をモットーに、障害・病気をもつ方の仕事や暮らしに関する最新ニュースやコラムなどを発信していきます。
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