アッヴィ合同会社「I know IBDプロジェクト」モザイクアートを制作

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モザイクアートを5月19日「IBDを理解する日」に公開


アッヴィ合同会社が進めている「I know IBDプロジェクト」は、炎症性腸疾患(IBD)への正しい理解を広め、その理解を患者らが実感できる社会の実現を目指すプロジェクトです。主に外出先でのトイレ不安の解消へ力を入れており、協賛する企業や団体は専用のステッカーで気軽にトイレを借りられるようアピールしています。いわば「こども110番の家」のような取り組みです。

毎年5月19日は「IBDを理解する日」。これに合わせて、プロジェクトでは協力の企業や店舗から寄せられた808枚の写真で制作したモザイクアートを公開しました。モザイクアートには、IBD患者を理解し支える支援の輪が広がっていることを伝える意味合いがあります。プロジェクト発足からの3年間で、協賛する企業は173社、店舗にして3112まで広がっています。

IBDとは炎症性腸疾患、とりわけ潰瘍性大腸炎とクローン病を指し、これら2つは指定難病にも含まれています。主な症状は高い頻度の下痢と腹痛で、常にトイレの不安に支配されるほど。QOLの低下も著しく、日常への影響は甚大です。そのうち、外出先でのトイレ不安を緩和するために「I know IBDプロジェクト」は協力を求めてきました。


トイレ支援の輪は3年で全国3,000店舗超に拡大

協力の輪は確実に広がっており、「トイレを借りやすいのは心強い」という患者の声も出ています。理解と協力の広がりを表現するモザイクアートは、プロジェクトの公式ページで見られるほか、東京都内の主要駅で大型広告ボードに載せてもらう予定でもあります。患者数が年々増加傾向にあるというIBDに対して、理解の輪を広げていくことは欠かせません。今後のプロジェクトの展開にも期待しましょう。

モザイクアート公開サイト
https://www.iknowibd.com

障害者ドットコムニュース編集部

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