発達障がい〜神からの贈り物〜

column12月号 心が軽くなる切り替え法 もう失敗に怯えない(『発達障がい~神からの贈り物~』第109回)

発達障害

UnsplashRay Hennessyが撮影した写真


『発達障がい ~神からの贈り物~』 第109回 <毎月10日連載>

久々にやってしまった。財布を亡くして2日後に気づいた。ほどなくモノは発見され事なきを得たが、私の中でもっと早く気づけなかったか反省が残る。

しかし一方で、ここ数年はこのようなトラブルは激減した。時々やらかしてはしまうが、若い頃は週に2,3どやらかすのはよくあることで、日に2度貴重品を紛失したこともある。それと比べると、たまに訪れるこのイベントはリマインダのリセットとして心を引きしませてくれる。

誰だって失敗しないで人生を送りたいだろう。だが、きっとそれは無理なはず。なら失敗に落ち込んでフリーズしたりわめいたり、引き籠もったりするより、失敗とうまく付き合って行ければ良い、そんな風に思いませんか?

そこで私が考えついたのが以下の公式

①失敗=伸び代

そして、更にエレメンツを加えて

②失敗+対策=QOL(Quality of Life/生活の質)向上

以上を簡単に解説する。

今回は私が財布を置き忘れたわけだが、これが失敗であり私にとっての伸び代である。貴重品を紛失したことに落ち込むのではなく日頃の自身の行動の中で注意力が低下する場面があることに気づき、注意力の低下こそが私の伸び代であると認識する。この伸び代を少しでも詰められれば自身のQOLは格段に向上する。

後はどのように伸び代に対処するか、つまり失敗に対してどんな対策を施すか、これをステップバイステップで行って行くだけ。もちろんトライ&エラーを繰り返してスモールステップ式に向上してゆく。

もちろんこの段階での失敗も以上の公式を当てはめて伸び代として対策してゆく。これを繰り返していると人生は全く違う次元にシフトして日常の景色自体が違って見えだした、少なくともに私にとっては。

更に、これらを繰り返すと人間関係にも違いが生まれた自覚がある。自身の失敗を自身で対策していると周りも寛容になるらしい。この段階に来て、過去の私は自身の失敗を責任転嫁したり他人に依存した対策しか立てられていなかった事実に気づいた。

つまり、上記の公式は自身の失敗に関するQOLだけでなく人間関係におけるQOLも向上できるものだといえそうである。仮に失敗が減らなくてもいちいち失敗に囚われて落ち込まないだけでもQOLは向上しているとも受け取れますよね。

ぜひ上記の2つの公式をあなたの生活に取り入れてみませんか?


公式ブログ https://ameblo.jp/suzie-net

Kei(ケイ)スズキ

Kei(ケイ)スズキ

★個人学習塾えるすた講師
★いずみハッタツ友の会代表、高知大学農学部卒
★過去職歴:放送ディレクター、スタジオ・ミュージシャン、カメラマン、道化師、学習塾経営、Webプログラマーなど
★10年の鬱の後に発達障害の診断を受ける。現在はピアカウンセリングサポートにも積極的に関わる。自称『人生を楽しむパイオニア』
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