2025年度「社会福祉ヒーローズ」のファイナリスト決定!初の鳥取県民、初の外国籍
今年度で8回目となる、社会福祉の甲子園こと「社会福祉ヒーローズ」。例年より早い開催となった今回は、6県(埼玉・神奈川・愛知・兵庫・鳥取・長崎)から6人がファイナリストとして選ばれています。鳥取県からの受賞者は初です。初といえば、今回は初の外国籍受賞者も誕生しています。
もちろんこの中から日本一の「ベストヒーロー賞」を決める全国大会も行われ、2026年1月28日(水)とこちらも例年より早い開催となっています。今回からは、ベストヒーロー賞には福祉の魅力を発信する活動支援金として30万円が贈呈されるようになりました。

前回大会の様子 2025年2月19日実施
2025年度のファイナリストたち
団体はすべて社団福祉法人です。
国家資格に一発合格したネパール人介護実習生(愛知)
西春日井福祉会のラマ・サビナさんは、ネパール人初の介護機能実習生(一期生)の一人です。彼女は介護福祉士の国家資格に一発で合格し、特別養護老人ホームのリーダー介護員となりました。このまま世界へ向けて「日本式介護」の素晴らしさを発信していきます。
無人駅で就労支援カフェ(長崎)
ながよ光彩会の光岡勇祐さんは、無人駅の就労支援カフェを通じて障害者が挑戦できる環境を創出しています。もとは都内の大手不動産デベロッパーとして働いていましたが、福祉業界へ転身してきた経歴があります。その原点は、長崎で出会った一人の不登校児童にあるといいます。
子どもたちの閃きや発想を実現(兵庫)
和坂福祉会の佐藤涼さんは保育教諭です。例えば「サーカスがやりたい!」といえば実際にサーカスをするように、子どもたちの閃きや発想を重んじ、地域資源とつなげて実現していきます。「自分自身がワクワクする働き方を」がモットーです。
パン作りの生活支援員として働く元警察官(神奈川)
横浜共生会の藤原卓さんは、元警察官としての職歴を持つ生活支援員です。パン作りを通じて障がい者を笑顔に、他にないほど「ありがとう」と言われる仕事に誇りを持って携わっています。
障害者の笑顔と権利そして個性を見つける(埼玉)
平野の里の青山美咲さんは、AIに出来ない人とのつながりを大切にする仕事を求めて福祉の道へ入りました。障害者の笑顔と権利を守り、丁寧に向き合うことでそれぞれの個性を発見する、障害者支援施設の主任生活支援員です。
介護技能コンテストで優秀賞の実績(鳥取)
博愛会の明正航太朗さんは、鳥取県で初の受賞者。「できません」を言わず利用者に寄り添う介護職員です。一番鍛えたのは入浴介助。介護技能の日本一を競う「オールジャパンケアコンテスト」にて優秀賞を受賞した実績があります。
日本一決定戦について
日本一のヒーローを年明けに決定
例年通り日本一の「ベストヒーロー賞」を決定するわけですが、その全国大会「社会福祉ヒーローズ2025」は2026年1月28日(水)に渋谷ストリームホールにて開催されます。大会はプレゼン形式で、それぞれ熱くスピーチしてもらいます。
学生部門について
今回も学生部門にあたる「社会福祉学生ヒーローズ」賞が選ばれています。受賞団体にはその表彰も行います。学生部門の対象は、高校や大学や専門学校の、団体やサークルで活動する方々です。
その他
イベントはYouTubeで生配信し、当日はゲストとして人気モデルでタレントの「ゆうちゃみ」さんをお迎えすることになっています。本イベントは大学生や専門学校生らに視聴を呼びかけ、未来の日本社会を支える若者に福祉業界の魅力を発信して行くことを目指します。

ゆうちゃみさん


