生きる!生きる!心の叫び

「あいつ相変わらず障害者みたいな泳ぎじゃないな!」って泳ぎたい。 生きる!生きる!心の叫び vol.7

スポーツ

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生きる!生きる!心の叫び vol.7 <毎月30日連載>

今年は梅雨が長く感じた。
季節のせいなのか、相変わらずか、気分は落ち込むしそれを晴らすために愚痴りたくもなる。
風呂に入るたびに足が細くなるのを感じてしまうし、トイレにいく事も、下着を着る事も、字を書くこともできない。もう、チャレンジすることも諦めてしまう。
今までは出来ると思っていたことが今は徐々にその行動が面倒くさくなってきている。 むなしい気持ちが増大していく。
それでも泳ぐことはまだできる。「あいつ相変わらず障害者みたいな泳ぎじゃないな!」って泳ぎたい。

最近、訪問マッサージを受けている。 私の病気は運動失調が主な症状だ。歩くとか走るとか泳ぐとか、連動的な運動が難しい。 それでも泳ぐために必死に手足を使うと、各部位の筋力はまだまだあると感じることがある。
ここに希望を見出していきたい。
連動が上手くいかなくても、ある瞬間に単発でパワーを出せれば進む力を出せる。今よりは。そう信じて。
だからまだ、もがくことを決めた。
10月には国体に出場することが決まっている。
11月には日本パラ水泳選手権もある。
そこにむけて今日の練習から筋トレ。
落ちぶれていくのは連動性だ。筋肉は鍛えられるはず。
筋トレでパワーアップ化を図り、連動性のない瞬発力をどうやって泳ぎに繋げていくか。 これはチャレンジだ。
答えはどうなるかわからない。
なら、やった方がいいに決まっている。
皆にも泳ぎを見て楽しんでもらいたい。

辛いけれど、考えて知的に楽しくチャンレンジ。
そうやって毎日を過ごそうと思う、とにかく水泳に関しては。
そうすれば、むなしい気持ちも少しは紛れるかも知れない。

関東大会in千葉県国際総合水泳場 50m自由形 1コース 飛び込んでるよ。

8月初めころ、「男旅2019」と銘打って親友と旅行に行く。
毎年の恒例行事となっている。
色んな人に会って感謝して笑って繋がっていきたい。
思う存分楽しんでくるぞ。

佐久間 勇人

佐久間 勇人

私は『脊髄小脳変性症』というだんだんと運動神経が失われていく進行性の神経難病です。今じゃ何をするのも命懸け。それでも大好きな水泳を続けています。溺れているんだか泳いでいるんだかわからなくなる時も増えてきました。心が折れそうにもなります。もう折れているかも知れません。
それでも水泳を通して色々な人と出会いたい。全力で笑いたい。皆で繋がり笑いたい。それが活力。HUG&PEACE

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