無職の状況からくる、将来への強烈な不安

うつ病

出典:Photo by Volkan Olmez on Unsplash

私は現在、再就職に向けて、就労移行支援施設に通っています。そこで「体調安定」や「自己理解」など、次の就職につなげるための訓練を実践中です。その通所の過程で体調を崩してしまいました。崩した原因は「無職の状況からくる、将来への強烈な不安」です。

前兆について

今回の「無職からくる、将来への強烈な不安」について、振り返ってみると、あきらかな前兆がありました。それは「日常生活(社会生活)が億劫になる」という状況です。また、その前兆は行動面、感情面の両方に現れました。

それでも、うつの症状が強烈に出ていたころに比べると、まだ対処はしやすかったと思います。方法としては「悩みを主治医や就労移行支援施設の支援員に相談をする」ことで乗り越えることができました。

前兆「行動面」

行動面の変化として「外出が面倒になる」というものが出ました。私は通っている就労移行支援施設が面倒になり、行かなくなってしまいました。電車に長時間乗車することがつらくなり、それも通わなくなってしまった原因の1つかもしれません。さらに、普段の外出も面倒になり、休みの日も自宅にいることが多く、時間を無為に過ごすことが多くなりました。

「人とのコミュニケーションが面倒になる」他者(家族を含む)とのコミュニケーションが面倒と感じるようになりました。必要最低限の会話だけで生活を過ごすようになってしまい、自身の悩みごとを相談することもなくなりました。ネガティブな感情が自分の中を渦巻き、思考が悪い方へ悪い方へと考えるようになったのです。

前兆「感情面」

感情面の変化として、特に「夜になると翌日のことを考えて不安が増大する」というものが出ました。そこで、服薬している睡眠薬を早くに服用して、早い時間で就寝していました。それはなぜかと言いますと、思考をストップさせ、不安から逃れるためです。しかしこれは、早くに起床してしまうので、早朝から当日のことを考えてしまい、不安を拭いさることはできません。しかし、夜の不安と比較すると、早朝に考える不安の方が小さいので、この対処方法を行っていました。

ネガティブな思考が続いているので「自分自身の判断力・決断力への自信が喪失」した状態です。そのため、何か行動を起こすしても、二の足を踏み、新たな一歩を踏み出すことができませんでした。何かを自分で判断・決断をすることができないので、良くも悪くも他者の意見を採用していました。

対処方法について

「悩みを主治医や就労移行支援施設の支援員に相談をする」人に悩みを相談することで、異なる他者からの視点で助言をもらえます。そのおかげで深刻な悩みではないことが理解できるようになり、悩みに対する考え方が変化しました。「悩みは人に相談することで、軽減することができる」ということを体感したのです。 また、自分の中で抱えている「不安を可視化」することも有効でした。例えば、ノートに書き出して整理をすることで、まずは、頭の中から不安を取り除くことに成功しました。今では、不安を感じはじめたらまず可視化して、自分を俯瞰して考えることを実践しています。この方法を行うことで、不安に振り回されることが少なくなってきました。 自信を取り戻すために、まずは日々就労移行支援施設に通うことを目標にし、小さな達成感を実現して自己肯定感を高めることを目指しました。その結果、徐々に判断力・決断力の自信を取り戻すことができました。

結果

現在、無職という事実に変化はありませんが、就職に向けて努力している自分を認めることができるようになりました。実際、就労移行支援施設に通い「体調安定」や「自己理解」について実践して、再就職に向けての準備を進めています。体調を崩したことは良い経験だと感じています。就職して体調を崩した時には、対処について自分一人で考えなければなりません。今回は様々な人から助言をもらい、対処できました。

1番大きな収穫は、自分の体調悪化の前兆を知ることができたことです。今までは、前兆を認識することなく、漠然と体調が悪化していると感じていました。それが今回のおかげで、前兆から対処方法までを学ぶことができました。

漠然とした不安を感じている人達へ、その不安を1度周囲の人に相談してみてはいかがでしょうか?少しは気持ちが楽になるかもしれません。

遥か山の頂

遥か山の頂

「うつ病」と「自己理解」に奮闘しながら、日々を送っている。
前職からのブランクがあるので、次の就職に向けて、不安思考が頭を渦巻いて困っている。

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