特例子会社で働いてみて

仕事

出典:Photo by Drew Beamer on Unsplash

特例子会社に対してどんなイメージがありますか?障がい者だけの企業、障がい者が働きやすい職場、いろいろと配慮がある職場、など思い浮かべるのではないでしょうか?私は、特例子会社で働いたことがあります。このコラムでは私の特例子会社での体験をお話しします。

特例子会社のメリットは?

特例子会社とは、障がい者の雇用を安定させ、より多くの障がい者に働いてもらうために作られた会社です。特例子会社を作るメリットは、企業にとっては法定雇用率(企業はある一定以上の障がい者を雇用する義務がある)を達成すること、ひとつの企業に集めることで障害への配慮をしやすくすること、給与体系を親会社より低く設定出来ることなどが挙げられます。

一方、障がい者にとってのメリットは、障害を隠す必要がないこと、同じ障害を持つ人と働くため安心感があること、ルーチンワークが多いためひとつの業務に集中出来ることなどが挙げられます。

しかし、このルーチンワークの業務が私にとってよくなかったのです。

コミュニケーションは大切

私がいた職場では、親会社やグループ会社からの委託業務を1日中、椅子に座ってパソコンでしていました。

一般企業で働いてた時は、自分が担当する業務、社内会議や他社の営業さんとの打合せなど人と話すことも多く、パソコンは報告書やメールなどの文書作成だけに使用していました。

特例子会社に入社するまで、パソコンをほとんど触ったことがなかったため、パソコンをメインとする業務はとてもストレスを感じました。

また、ストレスの軽減策として同僚との会話や雑談などが必要と考え、休憩時間に同僚に話しかけていました。しかし、同僚は精神障がい者、発達障がい者の方が多く、障がいの特性で話が苦手で会話が弾まない、雑談が苦手な方も多くいました。

職場でのコミュニケーションがないことがつらかったです。そのようななか、業務内容についてグループ会社に電話で確認を取ることがあり、そこの一般社員との電話は楽しかったのを覚えています。

「飲みニケーション」は必要?

話は変わりますが「飲みニケーション」という言葉を知っていますか?

一般の会社でも、この「飲みニケーション」は昔と違って様変わりしています。昔の飲み会はどんちゃん騒ぎを起こし、それで一体感を作り業務を行っていたようです。

今では、いろんな形態の飲み会が存在しているようですし、飲み会のない職場も当然あります。昨今、飲み会のよくない話は語りつくされているので今回は飲み会のメリットをお話しします。 飲み会のある職場のメリットは、様々な社員とコミュニケーションを取ることで業務を円滑に行うことが出来ることや、人間関係をよくすることが挙げられます。

一方、職場の飲み会が勤務終了後のため、飲みたくもない人と飲むことを強要される、プライベート時間が潰される、不快な言動で苦痛と感じることなど、デメリットしか感じない人もいます。お酒の飲めない人は、楽しくもないのに高い飲み代を払わなきゃいけないのかと不快感を感じることもあるでしょう。

    

私がいた特例子会社では、薬を飲んでいる方が多くいました。だから、職場での飲み会はあまりありませんでした。私は人と話すきっかけが欲しく、それがまさしく飲み会でした。

職場で話を一度もしなかった人が多くいました。いろいろなことを話したい気持ちがありましたが無理でした。だから、職場の「飲みニケーション」で話すきっかけを作り、職場でも話をしたかったのです。

そんな風に悩みながら日々を送っていたため、まわりとうまくコミュニケーションを取れないストレスが徐々に増大し、退職にいたりました。

おわりに

世の中、人間関係が一番大事だと思います。良好であればずっと続きますし、悪ければつらい思いをします。

職場環境は入社し配属されないと分かりませんが、長く働くことのできる、自分に合う企業でみなさんに働いてほしいと切に願います。

参考文献

特例子会社ってどんな会社?職種や給料、雇用形態、働くメリットなどを解説します
https://snabi.jp/

【飲みニケーションケーションを20代の過半数が「役立つ」と回答・・・意外な結果のワケ】
https://www.fnn.jp

飲みニケーションの効果とは?必要性のある場にする為に気をつけることを紹介
https://hygi.jp/

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精神障がい者28号です。脂質制限ダイエットを行ってますが、素人なので難しい。Do my better.で生きていきたい!

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