発達障がい〜神からの贈り物〜

自然に子供が学びだす環境づくりvol.7 単純記憶を飛躍させる超簡単暗記法(『発達障がい~神からの贈り物~』第71回)

発達障害

UnsplashのAlejandro Lopezが撮影した写真

『発達障がい ~神からの贈り物~』 第71回 <毎月10日連載>
私事ですが9月中旬に事故にあい現在は通院とリハビリテーションの毎日を過ごしています。完全な被害事故ですが、こういうときに二輪車は不遇な思いをしますね。自転車、単車ともに大好きな私は、こういうことも念頭に於いて過ごしてきたつもりですが、やはり不自由な身体になると心もつかれるものですね。

ただ、これも良い人生経験で、身体障害者のような生活から今まで見えなかった社会が色々見えてきました。

また、スポーツができずにもて余す時間の活用を考える良いきっかけを与えていただきました。

そんなところから単純記憶遊びとして世界各国の首都を覚えてみようとしました。世界にはおよそ200の国と地域があり、それぞれに首都があります。単純記憶で400ワード、1週間強で覚えてしまいました。更に現在はアメリカ合衆国の州と州都を、こちらは50州ほどなので1週間弱でほぼ終えそうなところです。

実は、私がこのような単純記憶をしてみようと思ったのは理由があります。元々の私は生粋の理系脳で、計算や推察など論理性が高いものは大好きな一方で、記憶は大嫌い。特に単純記憶は。しかし、それが思い込みかもしれないと思えるきっかけがありました。

それを与えてくれたのは最愛の生徒たち。一桁の足し算を何度繰り返してもできない、ひらがなカタカナが書けないなど、学校では手がかかると言われている子どもたち全てがポケモンのキャラクターは軽く数百を言える。名前だけじゃなく特徴やレアな色違いキャラの種類まで、ざっと1000を超える情報量が頭に詰まっている。

彼らは決して記憶が苦手な訳ではないのです。しかし、学校での授業では覚えられない。これは何が原因なのか?

やはり答えとしては、好きなことならできちゃうのでしょう。これについてはこのコラムでも何度も皆さんとシェアしてきたテーマです。好きになればできると何度も何度も伝えてきた私が単純記憶は苦手だ、と言っている矛盾に気づかずに過ごしてきたわけです。

そしてそこから一念発起。単純記憶の中でも好きな分野、それが世界地理。だったら世界地図丸ごと覚えちゃえ!っという図式で始めてみました。

好きなことなら苦にならない。起床時、病院での待ち時間、リハビリの最中も、昼食、夕食後も、一回あたり5分でもチェックしていけばどんどん情報量は増えていく。情報量が増えると楽しいし、BBCの英語放送にも覚えた地名が出てきて更に楽しい。

本当に子供たちに教わりました。

学習相談で、そういう話しはわかるが子供がその気になってくれない、という話しもよく聞くが、これまた繰り返し伝えたことで恐縮ですが、子供にやらせる前に大人がやってみるべき。大人が覚える楽しさを身をもって伝えれあげればきっと心に響くと思うよ。

今回は私自身が痛い思いをしましたが、こんな風に視野が広がる良い経験をさせてもらっています。このことに気づかせてもらうための怪我のようにさえ思えるくらい。

好きこそものの上手なれ
ご先祖さまたちはやはり知ってたのですね。

みなさんも自分に合ったペースで記憶を楽しんで見ませんか?きっと見える景色が変わると思います。

公式ブログ https://ameblo.jp/suzie-net

Kei(ケイ)スズキ

Kei(ケイ)スズキ

いずみハッタツ友の会代表、高知大学農学部卒
放送ディレクター、スタジオ・ミュージシャン、カメラマン、道化師、学習塾経営など職を転々とする。10年の鬱の後に発達障害の診断を受ける。現在は福祉職員として当事者目線での支援を行う傍ら、ピアカウンセリングサポートにも積極的に関わる。自称『人生を楽しむパイオニア』
公式ブログ https://ameblo.jp/suzie-net

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