不思議の国のアリス症候群、ルイス・キャロル自身も体験したという見え方の異常とは
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Photo by Nicole Baster on Unsplash
不思議の国のアリス症候群(以下、アリス症候群)とは、自体や周囲の見え方に異常が出る症状を主とするものです。大きく見えたり小さく見えたり、距離や時間の感覚が狂ったりといった症状から名付けられましたが、こうした異常は「不思議の国のアリス」を著したルイス・キャロル自身も訴えていました。
例えば周りのものが大きく(または小さく)見えたり、体の一部が大きく(または小さく)見えたり、時間の流れが妙に早く(あるいは遅く)感じたりといった症状。
発症は小児期に多く、かつ一過性(数分、長くても数日)のものです。ただ気持ち悪く非現実的な体験なので、保護者には頭ごなしに否定せず不安を取り除く対応が求められます。治すとすれば根本的な原因となる疾患で、見え方の異常から眼科、小児だから小児科、次に神経や精神と診てもらうことになるでしょう。長引いたり繰り返したりするようなら受診も視野に入れた方がいいかもしれません。
ごく少数の成人も発症し、この場合は片頭痛の併発もあるとされています。ルイス・キャロルも片頭痛持ちでした。成人のアリス症候群は片頭痛ごと治す方向性になるでしょうか。
とはいえアリス症候群については未解明の部分が多く、どういった体験をするかはやはり人によって異なってきます。例えば、6歳の頃から22歳の現在までずっと症状があるというケースでは「腕がふた回り大きく見える反面、足がシャープペンシルの芯ほどに見えることがある」「顔は直接見たものだけ大きくなったり小さくなったりする」「父親の顔でよく起きる」と語られる一方、片頭痛は2~3年前からと最近で小児期の症状との関連は薄いとされました。
発症例そのものが少ない上に、小児期の一過性で終わる割合が高いのがアリス症候群の特徴です。それゆえに、あまり語られにくい不思議な体験として終わりやすいのでしょう。ただ、大人の発症例にルイス・キャロルもいたからこそ「不思議の国のアリス」は生まれたのだということは覚えておいた方がいいかもしれません。
参考サイト
不思議の国のアリス症候群:事例報告(PDF)
https://jcss.gr.jp
不思議の国のアリス症候群|佐藤脳神経外科
https://sato-nou.com
なないろこどもクリニック|コラム
https://www.nanairo-cc.com
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