しんどい心をゆるめる読書録#13~『マンガでわかる 自己肯定感低めでもうまくいく「心のクセ」読本』

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こんにちは、かのんです。

今回は「しんどい心をゆるめる読書録」第13回です。

統合失調症の当事者の1人として、本を読んでどんな感想を思ったのか、書いていければと思います。


みなさん、マンガは読まれますか?

今回はマンガと文章で読みやすくわかりやすい、『自己肯定感低めでもうまくいく「心のクセ」読本』を選びました。こちらはネットで本を探していた時に、気になりました。

自己肯定感と聞くと、高めるための本を読んだことがありますが(こちらの本はまたいずれ紹介できればと思います)、「自己肯定感が低くても上手くいく」という本のタイトルに惹かれたのです。

この本は第6章から成っていて、各章ごとにエピソードが掲載されています。

先述したように、マンガと文章での構成なので、気軽に読めるのではないでしょうか。

第1章は「自己肯定感低めの人」が仕事で悩まなくなる方法が書かれています。

私が自分に当てはまると思ったのは、エピソード2-2の、「きっちりしすぎな親」の話しで、私の親も毎回きっちりしているのではなく、その時その時の状況や、親の機嫌しだいで、「曖昧なルール」で過ごさなければならず、すごくしんどかったことを思い返しました。

そして、これが今現在の私の心のクセを形作っているんだなあと、改めて気づきになりました。もちろん他にも沢山私の心のクセを形作っているものはあると思うので、本書を読み進めていきました。

第2章は「自己肯定感低めの人」のやりたいことの見つけ方が書かれています。

人間は1日の6万回もの選択をしているそうです。些細な事でも、自分でどちらにするか選ぶ。そういう積み重ねをすることによって、知らず知らずのうちに自分が一体なにをしたいのかわからないと、悩んでいる方にとって、一つの解決の糸口になるかもしれません。

そして子供の頃に好き嫌いをしない、例えば学校の道徳でも「好き嫌い」がないことが良いことのように、教えられがちだそうです。ですが、人間誰しも好き嫌いがあって、いいんです。本書では本当に大切なことは、「好き嫌い」をなくすことではなく、嫌いなものや人がある、いると存在を認めて、適切な距離感で付き合う事が大切と説かれています。

実際私自身も苦手なものや人はいますし、それらを否定すると、逆にそれらの存在感が自分の中で大きくなると思うので、苦手だと距離をとって離れたりしても全然良いと思います。

ご自身が過ごしやすい距離感が見つかるといいなと思います。

第3章では、「自己肯定感低めの人」が人間関係をラクにする方法が書かれています。

来ました人間関係についての内容です。私も人間関係で悩んでいた時期が長いので、色々と参考にさせていただきたいと思い、読み進めていきます。

私は本書を読んでいて、『他人が怖い』ノイズがあったなあと思います。このノイズが根底にあるのは、他人に近づくことへの恐怖心だそうです。

特に『誰かと親密になると自分から壁を作ったり』は今現在では減ってきたと思いますが、昔は良くそういう状況に陥っていたなあと思い返せば色々とありました。

このノイズに関しては、これもやはり『予測できない親の不機嫌がノイズの原因に』とあります。

そして第4章では「自己肯定感低めの人」のパートナーシップの築き方。

第5章では、「自己肯定感低めの人」の親との関係が書かれていました。

最後に第6章「自己肯定感低めの人」だから、自分らしさを取り戻せる、です。

この本の総まとめとなっています。

第1章から第5章までは、色々な視点から自分の自己肯定感を下げている『ノイズ』への理解や対処法などが書かれていますが、第6章ではその根本にある考え方について、お話を聞くことが出来ますよ。

特に「ダメな自分も良い自分も受け入れる」という事に、私はすごく納得したり、「自己肯定感低めな人は、むしろ人生のびしろだらけ」という言葉に、勇気やこれから先を楽しむための、のびしろがまだまだあるんだなあと、実感しました。

さいごに「自己肯定感を取り戻す(高める)=悩みの解決」ではなく、本来のゴールは「自己肯定感が気にならなくなること」と説かれています。

自己肯定感で悩んでいる方にも、『未来は過去に「決められる」ためにあるのではない』と教えてくださいます。

人生の生き方で、今まで様々な悩みを抱えている方には、生きやすくなるヒントが沢山書かれているように思いました。

本書を読んで良かったと思います。

それでは次回もよろしくお願いします。

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参考文献
『マンガでわかる 自己肯定感低めでもうまくいく「心のクセ」読本』
著者 山根洋士
発行所 株式会社 幻冬舎


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かのん

かのん

20代前半の大学生の頃に精神科を受診。統合失調症と診断される。統合失調症の中でも、不安障害やPTSDなど症状は多岐に渡る。GW(グループワーク)や、地域活動支援センターなどを利用し、紆余曲折を経て現在就労継続支援B型へと通所と在宅を併せての利用の運びとなった。
創作が好きでイラストや漫画を描いたり、小説を書くことを趣味としている。

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