人生は捨てたものではない!~うつ発症後の体験談④

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こんにちは。"ユキダルマ"です。前回に引き続きご覧いただきましてありがとうございます。

これまで、うつを発症した経緯、就労移行支援事業所との出会い、心境の変化と時系列でお話してきました。今回は少し時系列からは逸れますが、うつの改善の1つである「生活安定」についてお話したいと思います。

①不規則な生活



うつと診断された当初、私の生活は乱れておりました。何時に寝て起きて、何時にご飯を食べてなど、毎日「なんとなく」過ごしておりました。

「寝る」という行為については、眠りに入った時間だけでなく、その眠りの深さ、あるいはいつ眠りに入ったのかなど、不規則になる要素は多くありました。「食事」も、決して少食ではない私が、酷い時はヨーグルトの小カップ(300g)すら完食できないほど食が細っていました。

当時の楽しみと言えば、タブレットで視聴していたインターネット動画とラジオでの野球中継程度で、単に時が過ぎていくのを横になりながら過ごしていました。


②規則正しく生活する



就労移行支援事業所に通所するようになると、毎日10時からプログラムが始まるため、半ば強制的に起きる時間や家を出る時間が決められてきました。

私は毎日7時15分前後に起きていますが、通所当初はそれすら大変でした。家族の協力のもと、たたき起こされることばかりでした。次第に自力で起きることができるようになりましたが、それは起きる時間だけでなく寝る時間も一定になってきたためだと感じます。

心療内科の主治医からは、少なくとも7時間は寝るように言われているため、7時に起きるとなると必然的に24時までに寝ることになります。今でも稀に24時を越えて寝ることもありますが、ほぼ毎日24時には寝るようにしております。

就寝、起床のリズムが一定になると、食事の時間、また平日の場合は外出の時間(通所を含む)がほぼ一定になりました。


③休日の生活



平日の生活リズムは安定しました。しかし「生活リズム」の観点で注意しないといけないのが、休日の生活リズムです。もちろん休日まで平日と同じように、「通所を通して」生活リズムを整えるということはできません。しかし原則として人間は弱い動物ですので、生活リズムを崩そうと思えば1日で崩すことができます。では崩さないようにするにはどうしたらよいでしょうか。

答えは様々ですが、私は外に出ることを意識しました。

私はスポーツ観戦が好きで、特に高校野球をはじめとする高校スポーツが大好きです。高校生は平日朝から晩まで学校に通学し、勉学や部活動に専念しています。そして週末になると試合が行われることが多く、私はそれを見に行くことをしていました。試合が無い日は外に出る事きっかけを探すのは難しかったですが、ショッピングモールや家電量販店に出かけることが多く、平日同様の生活リズムを手に入れることができました。


④まとめ



うつと生活リズムの安定は関係なさそうですが、生活リズムが安定すると気持ちに余裕が生まれますし、色々な事に挑戦したいという意欲が生まれてきます。将来に希望を持てない方も、まずは「生活リズムの安定」を目指してみてはいかがでしょうか。数か月後、気持ちに余裕が生まれてきて、これまでの考え方が変わってくると思います。

▶︎続きのページ:人生は捨てたものではない!~うつ発症後の体験談⑤

ユキダルマ

ユキダルマ

大阪府出身の20歳代男子です。
2017年、うつと診断されました。
現在は精神保健福祉手帳3級を取得。就労移行支援事業所に通所しつつ、長期就労を目指します。
趣味はスポーツ観戦、鉄道旅行など多岐にわたります。

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