人生は捨てたものではない!~うつ発症後の体験談⑤

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◀︎前回のページ:人生は捨てたものではない!~うつ発症後の体験談④

こんにちは。"ユキダルマ"です。前回に引き続きご覧いただきましてありがとうございます。

今回は私がうつになった後、このように接してもらったら嬉しかった、このように接してもらったら嫌だったということをお話いたします。

①嬉しかった接し方



まずは私が嬉しかった接し方を紹介します。大きく分けて2パターンございます。

①これまでと変わらず普通に接してくれた方
②自分のことを正しく理解しようとしてくれた方

「うつだから何か特別対応しないといけない」ということはあまりございません。勿論、罵声や暴言はいけないですが、今まで仲良かったのに急によそよそしくなる必要はございません。普通に仲良く接してもらえるだけで心の支えになっていることが多いのです。

「正しく理解する」と言うのも、よそよそしくする必要はありません。まずはしっかり話を聞いてもらえる、これだけでいいのです。しっかりとその方の気持ちになり、感極まった時は一緒に泣いたり、落ち込んでいる時は一緒に傷ついた気持ちを分かち合ったりするだけで、気分は楽になるものです。


②嫌だった接し方



次に私が嫌だった接し方を紹介します。これは1パターンだけですが、私にとっては大きな問題です。

こちらの状況を理解しようとせず、「男ならこうあるべき」や、「大人ならこうあるべき」など一般論っぽいことを述べる人、これはいけません。

私は敢えて「一般論『っぽい』こと」と申し上げました。なぜならこれらが一般論という根拠がないからです。

そもそも「十人十色」という言葉があるように、人間は1人1人違います。それをある一定の条件で線引きされ、これをクリアしていたら良し、これを下回っていたらダメという扱いをされること、私は嫌いです。各個人をしっかり認め、人としての価値をしっかり把握することが、うつ患者の1人である私には一番の薬となります。


③まとめ



とにもかくにもまずは、

その人がどういう人で、

どういう経歴があって、

今どういう状態にいるのか。


これを知って、よく話を聞く。それだけでもありがたい存在です。勿論、内容によっては、耳にしたくない内容もあるかもしれません。しかし、その人のことが本当に大切な人と感じるのであれば、まずは話を聞いてあげて下さい。

そこに明確な解決策は不要です。我々にとっては、聞いてもらうことが第一歩なのです。

▶︎続きのページ:人生は捨てたものではない!~うつ発症後の体験談⑥

ユキダルマ

ユキダルマ

大阪府出身の20歳代男子です。
2017年、うつと診断されました。
現在は精神保健福祉手帳3級を取得。就労移行支援事業所に通所しつつ、長期就労を目指します。
趣味はスポーツ観戦、鉄道旅行など多岐にわたります。

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