今は問題無いとわかる、私の強迫性障害の内容

強迫性障害

出典:https://www.photo-ac.com

以前、私の強迫性障害に関してコラムを書きました。今回は私の、より具体的な過去の症状をお話ししようと思います。これから紹介する内容は、今では何も問題が無かったとわかった事です。少し内容的にキツイ部分もあると思います。大丈夫な方は読んでみて下さい。

カンニング

受験が終わってから、合格通知が来るまで、不安で眠れない日々が続いていました。受験シーズンで精神的にダメージが溜まり、強迫性障害とも戦いながらの受験だったので、疲弊しきっていました。この合格通知を待っていたところは、私の本命でした。結果は、合格しました。喜んで飛び跳ねたことを覚えています。しかし、15分後「カンニングしたのでは」という不安が出てきました。「自分の実力で、ここに受かる訳がない」と思い始めたのです。このカンニングの不安で、2年間悩みました。受験センターに確認の電話を何回もしました。大変ご迷惑をおかけました。その後「自分が受かってしまったから、他の人が落ちて、その人の人生を台無しにしてしまった。」「もしその人が、自殺していたら、私の責任だ。」と思っていきました。そして「私は人を殺してしまった。」まで発展しました。食事も喉を通らず、1ヶ月で10キロ痩せた時もあります。カンニングはしていません。ただ、あまりにも長時間悩み続けたので、したような気がしてきます。今思えば、実にバカバカしい不安です。ただ、当時の私にとっては、死ぬほど辛い不安でした。

大切なもの

私は、自分がその時1番大切なものに対して不安がでます。卓球部だった時は、不安でラケットを何本も買いました。ゲーム機も同じ物を何個も買いました。最近の例えで言うと、カードゲームのカードに関して不安になる事があります。大学生時代から始めたのですが、1枚数万円するカードを何枚か使います。私が購入した時は、ここまで値段が高くなかったのですが、最近異様な値上がりをしました。このカードの傷や汚れに対して、不安になります。私には現在、収入がありません。このカードも学生時代のバイト代や貯金していたお金で買ったものです。もし問題が起きても、私には買い替えることが出来ません。それで不安になります。最近も、たまに不安になりますが、大会参加等も出来ているので、以前ほど深刻ではありません。

細かな不安

大きな不安は、上記の2点です。ですが、他にも細かな不安が数多く出てきます。「自転車で誰かにぶつかってしまったのではないか」「ガスの元栓を閉め忘れたかもしれない」「友人に間違ったことを教えてしまった 大変な事が起こったらどうしよう」「作業ミスしてしまった 大問題になるかもしれない」「もし大学卒業出来なかったらどうしよう」「このまま一生就職出来ないのではないか」等々、様々な不安が出てきます。全く問題ないものから、少し現実的なものまで様々です。酷い時は1つの不安で悩んだ後、それが解決し安心して寝て起きた瞬間、次の不安に襲われる事が何回もありました。正直眠ることが恐怖でした。「起きたら次はどんな不安が襲ってくるのだろう」と不安でした。数はかなり減りましたが、この細かい不安が最近もまだ続いています。体調が悪い時等は連続して出てくる時もあります。

以上が、私の強迫性障害の症状の具体例です。今思えば、全て問題ないことがわかります。ですが、不安の中にいる時は、「不安が全て正しくて、大変なことが起こる」と思い込んでしまいます。今は、大きな不安は出てきていませんが、細かな不安は毎日出てきます。「問題ない。大丈夫。」と自分に言い聞かせる日々です。昔は、不安から学校を休むことも多かったです。学生時代は、出席日数との戦いでした。就労移行支援事業所に通い始めた頃も、よく休んでいました。ですが、最近は不安に負けない事が多くなり、5ヵ月で3日間だけ休みました。(葬式2日間も含みます。早退・遅刻は多くしました。)このまま、不安に負けない時間を増やして、就職を目指していけたらいいなと思っています。

海老田釣り之介

海老田釣り之介

強迫性障害と戦っている、釣りとゲームが大好きな20代男性

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