円滑なコミュニケーションは最良の精神薬〜会話で気を付けたい5つのポイント

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うれしいことや楽しいこと、ストレスを感じたり悲しいこと。どれもコミュニケーションから生じることが多いですよね。私は人と接することが好きだと言えるようになったのはごく最近のことです。私自身のコミュニケーションが得意かそうでないかはさておき、気を付けておいたほう良いと意識している振る舞いを5つ紹介します。

①お話すより聞くことが大事

コミュニケーション上手といえば、話が面白い人。たくさん話題をもっている人という印象を私はもっていた頃があったのですが、いきなりそうなろうと思ってもなれるものではありません。それに人と会話して喜びを感じるときは、「自分の話を聞いてもらえる」部分の割合が少なからずあると私は感じています。それなら相手の話を聞いて喜びを感じてもらえれば、十分コミュニケーションとして成立するのではないでしょうか。自分が盛り上がる話題を提供できなくても、面白いことが言えなくてもいいので相手が話しやすい雰囲気を第一に会話してみてください。自分のことばかり話すよりきっと相手に喜ばれます。

②自分と違う価値観をハッキリ否定しないこと

当たり前のことですが、話し相手の意見が自分の価値観に合わないこと往々にありますよね。「全然違う」「何いってんの」と言いたくなることが私自身あります。とっても近しい間柄の相手ならはっきりと否定することも問題ないかもしれませんが、そうでないケースが日常多々あります。クッション言葉という言い方はよく耳にされるでしょうが、私も言葉に棘が出ないように気を付けるようにしています。「あなたはこういう考えなんですね、私はこういう印象や感じを受けました」と違う価値観に対して相手を否定せずに伝えることが自然とできるようになると、角が立たずに済みます。

③ネガティブな発言を控える

私は双極性障害をもっているので、気分が優れないときがあります。憂鬱で物事を否定的にとらえ、ネガティブな言葉をこぼしたくなる時もあります。「無理だ」「やりたくない」つい言ってしまうことが全く無いとは言いませんが、違う言い回しにして言葉にすると聞き手の感じる印象も変わってきます。私は愚痴ではなく相談風に相手に伝えるようにしています。「どうやったらうまくいくかな?」「ちょっと意見を聞きたいんだけど」という形に変えると相手は頼られていると感じてくれて、悪い気にさせずに済みます。もちろん頼りっぱなしな状態になっては相手も負担に感じるのでほどほどにしたほうがいいですね。

④相手の良い所を見つけて伝える

話題作りでなじみの浅い方との会話で苦労することがよくあります。天気の話など無難ですが、そこから話題が広がらないこともしばしばあります。そこで相手の持ち物でもなんでも「良いな」と感じたところを伝えるように私はしています。ただ難しいところが一点ありまして、異性の方に伝えていい内容かどうかはとっても繊細で個人差があるので無難な内容が良いです。容姿は避け、身につけている物ぐらいがいいですね。言われた相手がこだわっていた、思い入れのあるアイテムだったりすると喜んで話を弾ませてくれます。

⑤精神障害だからといちいち言わない

私は精神障害者ですが、「オレはアスペルガーだから」とか言い訳のように言われると嫌な気分になります。当然私自身必要な場面以外は精神障害を伝えません。正直偏見もまだまだ世の中ありますし、伝えたことによって相手が引いているとわかる表情をされたこともあります。相手に配慮を求めなくても問題ない場面では、いちいち言わないほうが相手も気を遣わなくて済むのです。

上記の内容はケースバイケースなこともあります。例えば精神障害を独りで抱え込んで悩んでいる人には自分の障害を話してお互い打ち明けやすい雰囲気にすることでプラスになる場合があります。全て型にはめた話し方聞き方をするのも堅苦しいので、頭の片隅にでも置いていただければ幸いです。

きゃんどる

きゃんどる

自閉症スペクトラム・双極性障害の30代男性です。
趣味はフットサル・クロスバイク
カラオケの18番はチェッカーズのジュリアにハートブレイクです。

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