その他連載コラム

『楽しそうな顔を見たら楽しくなる』

『月と風とコラムと』 vol.2  <毎月15日連載>

NPO法人月と風とは「しょうがい者の方と地域の方々とのつながりづくり」に主眼を置いて活動しています。知り合いづくり友達づくりのきっかけとして、月と風とでは「軽茶堂」というカルチャー教室のようなものを定期的に開催しています。

例えば書道しにきたら、気づけばとなりに車イスの人が書道を書いていた。韓国語教室にきたら、精神しょうがいお持ちの方がとなりにすわっていた。そういった無理なく自然な知り合うきっかけづくりをしています。

毎月開催しているとだんだんとちょっと変わった会もしたりします。使っていた携帯電話を持ち寄り充電し「おー」「なつかしー」と言い合い、昔女の子に送ったメールをみんなで見るという地獄を経験する『携帯電話の会』。

  • レゲー(レトロゲーム)の会のようす

    ファミコンからドリキャスまでをそろえ、モニター4台駆使してただただゲームする『レゲー(レトロゲーム)の会』。
    →SNSつながりの高知県の方からドリキャスを寄付していただきました。面識なし。

  • みんなで阪神を応援する会の会場

    「野球中継・阪神の活躍動画・阪神がバカ強い時代のファミスタ」をそろえて同時に見ながら、みんなで阪神を応援する会。
    →野球中継では阪神結局負けたので、ファミスタでコテンパンにやりかえしてやりました。

  • 『○○さんを踊らせろ!』の一場面

    DJをよんで、1人の自閉症の方がどんな曲にハマるのか、色んな曲をかけまくっておどりまくった『○○さんを踊らせろ!』。
    →非常に興味の範囲の狭い自閉症の方。Drum&Bass的なのが少し好きっぽかったです。それよりそのお母さんがむかーしよくディスコで踊っていたらしく、ノリノリになっちゃって後日足を骨折していたことが判明しました。

    などなど、ノーマライゼーションって何かね!?と問い直したくなる内容の集まりもやっています。しかししょうがい者の方個人にスポットをあて、その人が楽しそうな表情をするにはどうしたらいいか?楽しそうな表情をみたら「あ、この人も生きてるんだ」と見てる側が思うかもしれない。しょうがい者の方に対する理解は、そういったところから始まるはず。と考えた結果です。また変なイベントしたらお伝えしますね。

    最新情報はhttp://tsukikaze.mond.jpまで!

清田仁之(きよたまさゆき) 41才

清田仁之(きよたまさゆき) 41才

「特定非営利活動法人 月と風と」代表理事。
20才の時オーディションに合格し劇団に入る。その時演出家に言われた『自分のコンプレックスは、舞台で表現すればお金をとれる武器になる』という言葉に感銘を受ける。コンプレックスを克服するではなく、表現に転化することで、肩の荷が下りて世界が広がった感覚を、障がいお持ちの方にも味わってもらえたらいいなー、考えて福祉の世界へ。ばおばぶの木のように、小さな組織のままで、楽しくできることを常にやっています。

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