障害と共に生きる〜くじけない為に信念を持つ

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自分の障害と向き合い、そして障害と共に生きていくその過程で、時に膝を折りくじけそうになる時があります。私自身、何度もくじけそうになり、果ては首を括った事もあります。そんな、くじけそうになった時にギリギリの所でつなぎとめてくれるものが自分自身の「信念」です。信念を持つ事は正しさの基準を持つことが出来るだけでなく、大きな心の支えを手に入れることを意味しています。しかし、誰しもが信念を持っているわけではありません。そこで、念の作り方と信念を持つ事の注意点を我流ですが、紹介しようと思います。

信念の作り方

新しく信念を持つことは字面に受ける印象の通り、非常に困難です。そこで最初は誰かの信念を真似するという方法がおすすめします。他人の信念を真似すると言うとマイナスのイメージを持つ人も多いと思います。しかし、その信念が使い古され、今も使われている物であるという事はその信念が強固である事を示しています。真似をする信念はアニメや漫画のキャラクターの物でも構いません(そういったキャラクターは大体かっこいい事を言っているので実践の難しいものも多いですが)。ただし原則として、当たり前ですが法令を遵守した信念を参考にしてください。

自分の信念に振り回されない為に

強固な信念を持つと、時にその信念によって間違えた選択をすることがあります。このことは思想の対立が引き起こした様々な歴史的事件が物語っています。では、どのようにすれば自分の信念に振り回されないようになるのでしょうか。信念に振り回されないようにするには、自分の「Yes」に「No」と言うことのできるもう一つの信念を持つ必要があります。例えば「誰にでも優しくする」という信念を掲げるのであれば「他人に酷い事をする人間」にも優しくする必要が出てきます。また、他人を甘やかしすぎて、その人を堕落させてしまう可能性もあります。よって、この「誰にでも優しくする」という信念に柔軟性を与える別の信念を持たなければなりません。たとえば「誰にでも優しくする」という信念であるならば「その優しさはその人の為になるのか?」と常に己に問い続ける信念が必要になります。このように、自身の掲げる信念を問い直す為の「もう一つの信念」が必要になります。それでは、この「もう一つの信念」はどのようにしたら手に入れることができるのでしょうか。

己に問い直す

「もう一つの信念」を見つけるためのコツは、掲げた信念が引き起こす最悪の自体を想像することです。例えば、「誰にでも優しくする」という信念であるならば、優しさが持つ負の側面に目を向けます。前章で書いたように優しさは時に人を腐らせ堕落させます。そして、その最悪な事態を回避する為に自身が掲げた信念に問いかけるのです「本当にそれでいいのか?」と。そうすれば、自然と「もう一つの信念」が見えてくると思います。

信念は、自分の障害と向き合い、そして障害と共に生きていく為に必要な心の支えです。まだ心の支えになるものが見つからない方は、是非参考にしてみて下さい。

舞台装置

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LDと広汎性発達障害を抱えた文字を書くことができない20代男性です。書字障害がありますが、大学を卒業できましたし、コラムも書いてます。趣味は読書と芸術鑑賞あと作曲。最近、猫にケンカで負けました。

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