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障害・病気 2018.3.12

拒食症について〜私の場合は不安障害から拒食症に

拒食症について〜私の場合は不安障害から拒食症に

出典:https://www.photo-ac.com

私は、20代の頃、今の障害が発覚するまでの間、かなり不穏な期間を過ごしました。何の根拠もないのに、「○○をしたら悪い事が起きるのではないか」と自由に行動することに恐怖を感じ、普通に過ごすことができなくなってしまいました。食生活もその中に含まれており、自由に食事をとることに恐怖を感じ、1日1回の食事しかとることができず、体重が10kg減ったことがあります。もちろん、体型を気にする気持ちも持っていました。今回は、拒食症についてお話します。

拒食症とは

拒食症は、精神的な原因により食事量が異常に減少する疾患のことで、「神経性無食欲症」「神経性食欲不振症」とも呼ばれています。拒食症は、ただ単に食事量が少なくなるだけではなく、食事量が異常に減少し、それによって心身に深刻な弊害が出ます。拒食症の恐ろしいところは、その死亡率の高さで、6~7%とも言われています。主に低栄養やそれによる感染によって命を落としてしまうことがあるのだそうです。

拒食症の原因

拒食症の原因として、次の6つが挙げられます。

1.環境
「痩せている方がいい」という風潮の環境に身をおくと、発症しやすいそうです。分かりやすいところで申しますと、職業では、ダンサー、女優、モデル、スケート選手、マラソン選手、体操選手などです。私の場合は、これらの職業に就いた訳ではありませんが、やはり、「太ったね」など周りからの声はあり、私自身も「痩せていた方がいい」という価値観を持っていました。

2.ダイエット
「痩せている方がいい」という考えのもと、実際にダイエットを始め、歯止めがきかなくなり、拒食症に発展するケースもあるようです。ダイエットが必ずしも悪い訳ではありませんが、自己評価が低かったり、こだわりが強すぎたりする方は、ダイエットが成功しても止めることができず、より高い達成感を得ようと、継続してしまうことがあります。

3.遺伝
実は、遺伝も関係あるそうです。摂食障害は、「双生児研究」の結果から、遺伝性を確認できるのだそうです。双生児研究とは、双生児(双子)で疾患を発症している方の発症率を見ることで、遺伝性を評価する研究方法です。一卵性というのは双子間の遺伝子はほぼ100%同じです。ある疾患の遺伝性を調べる時、その疾患の遺伝性が強ければ、一卵性では片方が発症すればもう片方も発症するはずです。同じ遺伝子を持っている一卵性双生児において有意に摂食障害の一致率が高いという報告があり、ここから摂食障害には遺伝も関係していると考えられます。

4.性格傾向
「自分に自信がない」「無価値感」などが原因だそうです。また、「こだわりが強い」「完璧主義」の方も、陥りやすいのだそうです。

5.ストレス
何か自分ではどうすることもできないようなストレスがあると、食欲が減退し、拒食症になることもあるそうです。

さいごに

私の場合、「このままでは危ない!」と思い、瞬時に考え方を切り替えることができたので、間一髪、回避できましたが、拒食症になるかならないかの切迫した瀬戸際には本当にヒヤッとしました。スタイルを維持することも、別の見方をすれば、「命がけ」です。拒食症が起きる原因を把握し、「これ以上は危ない!」という感覚を持ち、健康的な食生活をして、自分を大切にしたいものです。

参考文献

せせらぎメンタルクリニック|精神科・心療内科
http://seseragi-mentalclinic.com

ライタープロフィール
きなこ
きなこ

原因ははっきり分からないのですが、不眠症から始まり、幻覚・幻聴・被害妄想などの症状に発展し、2015年、入院中に統合失調症・強迫性障害と診断されました。退院後は自宅でリハビリを続け、B型作業所を経て、現在は、周りの協力もあり、就労移行支援事業所に週5日・フル通所ができており、一歩一歩着実にステップアップを図っております。目標を高くかかげすぎず、スモールステップを意識するようにしております。
病気になって一つ気づいたことは、自分の感情をコントロールすることの大切さです。

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