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障害・病気 2019.5.15

気になる、確認する、また気になる〜強迫性障害と私

気になる、確認する、また気になる〜強迫性障害と私

unsplash-logoDaria Andraczko

強迫性障害という病気のことを知らない人も多いと思います。病気とは知らずに「あの人は超神経質だなあ」と思っている人も多いのではないでしょうか?強迫性障害とは性格的なものではなく、読んで字のごとく障害(病気)なのです。

強迫性障害になったきっかけ

私は子どもの頃から、何かにつけてきっちりする方で、きっちりしないと不安に思うことが度々ありました。もしかしたら、私は小さい頃からちょっと神経質なところがあったかもしれませんが、気になるほどひどくはなかったです。職場でも整理整頓が好きで、いらないと思ったものはどんどん捨てていきました。上司から「もっと確認してから捨てや」といわれるくらいおおざっぱなところがありました。

20数年前頃から統合失調症になり、約10年ほど前から強迫性障害を併発しました。原因は統合失調症による極度の被害妄想だと思います。何事も悪いように転換して考え、頭の中で悪いように物語が展開し、不安になり確認せずにはおれなくなります。

具体的な症状

家の戸締まりをちゃんとできているか、特に火の元は大丈夫か?火事になったら自分の責任かなとか、ゴミの中に捨てては困るものはないか気になり、ゴミ袋をひっくり返して中身を確認します。2階に居るときに不審者が1階に入ってきて、一度確認したガスや水道をいじくってないか?、等々被害妄想からくる不安で確認をしてしまいます。確認も1回では気が済まず何回も確認して、結果余計に不安が募るという悪循環です。

不安に苛まれれば苛まれるほど胸の鼓動が激しくなり、何かを考えているようでいて、頭の中は真っ白です。変な重圧感だけが残ります。自分の行動で誰かに迷惑をかけていないか、自分が言ったことで誤解を招いていないかなど、妙に責任について考えてしまいます。

投薬量法と行動療法

主治医に強迫性障害でしんどいと相談したら、投薬による改善方法を推奨されました。また、自分でも確認は2回までと決めて行動にうつそうとしていますが、2回では収まらず、5〜6回は確認してしまいます。これではダメと思い、確認の方法をシンプルにするようにしたら、確認の回数も減ってきました。少し減ってはまた元に戻っての繰り返しですが、徐々に確認の回数が減ってきていることを実感しています。

自分のせいで周りの人に迷惑がかからないかと心配でしたが、今では「迷惑かけたらそれはその時考える」と半ば開き直っています。自分に自信がないと不安が募る一方で、やはり確認行為が増えます。責任感を持って仕事をするようになると、甘えたことは言えないので、自分を律するようになり、不確実な責任感にとらわれることが少しずつ減ってきて、心が少し楽になりました。また、働き出すと時間が余ることが少なくなるので、確認の回数も減ってきました。それだけでも精神的に随分と楽になりました。

友人が、かつて強迫性障害でしたが治ったと言っています。強迫性障害を克服した人の本も読みました。強迫性障害は治る病気です。根気よく改善を続ければ、時には後戻りするかもしれませんが、必ず治ると思って穏やかに毎日を過ごそうと思います。そして、いい意味で無責任になろうと思います。

ライタープロフィール
yukoばばあ
yukoばばあ

52歳。30代から統合失調症になる。40代になって強迫性障害も発症する。幻覚、幻聴、妄想状態になり、現実と妄想の区別がつかなくなるが、入院治療と退院後は服薬治療で症状は治まり安定している。強迫性障害は継続中で、すぐに不安になり確認行為が続いているが、少しづつ回復に向かっていると思う。これまでに事務職や相談援助職をを経て、現在人生最後の就職活動中。自分が建てた家の中庭を見ながら過ごす休日に癒されている。

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