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暮らし 2018.11.2

発達障害の方が二次障害にならないために大切なこと~私の体験談から

発達障害の方が二次障害にならないために大切なこと~私の体験談から

出典:https://unsplash.com

発達障害の方は様々なストレスから二次障害になってしまうことがあります。私も長年、自分に発達障害があると知らない頃から二次障害としての気分障害の症状に大変悩まされてきました。その経験から、二次障害を防ぐためにはどのようなことに気を付けたら良かったのだろうと考えるようになりました。今回は私自身の経験から実感した、二次障害を防ぐ上で大切なポイントについて考えてみました。

ストレスには早めの対処を

私の実体験から強く感じるのは、ストレスには早めに対処した方が良いということです。若い頃の私は、強いストレスを感じたとしても自分の限界が分からず、もっと自分は頑張れるはずだと思い、誰にも相談せず、そのままのペースで頑張ってしまいがちでした。そんな中、知らず知らずの間に体には相当な負荷が掛かっていたようで、気が付いた時には二次障害や体の病気にもなってしまっており、もっと早くストレスのサインに気づいて対処していれば良かったと大変後悔しました。

ストレスを感じたら、深刻化する前に、出来るだけ早くに対処方法を考えて取り組んでみることをおすすめします。その方法としては、第一に、日頃からストレスの解消方法を見つけておくことが大切だと思います。例えば運動をするという方法でストレスを発散することができると確認できた場合、それを習慣化して、定期的にストレスを解消するようにすると良いと思います。

第二には、しっかりと休息を取ることが大切です。特に睡眠はストレスや疲れを癒す効果がありますので、十分な睡眠を取って気力を回復できるように努めると良いでしょう。また過集中になりがちな方は、疲れに気づきにくく休息を取ることが苦手な方もいらっしゃると思いますが、適度に休憩を取り、体や心の負荷を軽減することは非常に大切です。こまめに疲れに対処してゆく癖を付けてゆくと、とても良いと思います。

第三に、また後でも述べますが、何か困りごとがあった際には信頼できる方に相談をして解決を図ることも非常に重要です。相談をすることによって、自分では考えつかなかったような新しい解決策が見つかることがあります。また、話を聞いてもらうだけでも、自分一人ではないことが分かり、ストレスの軽減につながります。ぜひストレスが大きくなる前に、早めに相談をして問題の解決または改善を図るようにしてみましょう。

環境の調整

仕事内容や条件、人間関係など、ご自身を取り巻く環境が合わない場合も、ストレスが発生し二次障害になってしまう場合があるので注意が必要です。

具体的な例としては、仕事内容が発達障害の特性に合わないものである場合、自信を喪失して辞めることになってしまったり、二次障害になってしまうことがあります。また、職場で残業が多い場合なども発達障害のある方にはストレスが掛かりがちです。

そのような環境面からストレスが掛かっていると感じたら、ストレスの原因となっている環境を調整できないか検討してみることをおすすめします。就業に関しては、障害者雇用で定着支援のサービスを受けられる場合ですと、支援員の方が相談に乗った上で調整をしてくださいますので、スムーズだと思います。ストレスの原因が取り除けたら問題なく働けることも多いと思いますので、あきらめずに調整を図ってみましょう。

良き支援者とつながる

ストレスの項目でも触れましたが、日頃から信頼できる良き支援者とつながり、定期的に相談に乗ってもらうことは非常に大切だと感じています。若い頃の私は相談するのが苦手で、そのため悩みを抱え込みがちで、大変ストレスが掛かっていました。今では良き支援者に恵まれ、一人ではないと思え、もっと色々なことに挑戦してみようという前向きな気持ちが湧いてきました。

私の場合は、まず主治医の先生が毎回丁寧に悩みごとを聞いてくださる方で、何かあったらすぐに相談させていただいており、いつも私の視野の狭さを補ってアドバイスをくださるので大変助かっています。長い年月を掛けて信頼関係を作れているので、その先生が見守ってくださっていると思うだけで、とても安心して生活できています。

また現在私は就労移行支援所に通っており、特性への対処方法や仕事をしてゆく上での悩みごとがある場合は、支援員の方々に丁寧に相談に乗っていただくことができ、早い段階で不安を解消することができているので大変助かっています。

この他にも支援をしてくださる機関はきっと沢山あると思いますが、可能であれば複数の信頼できる支援者とつながっていたら、より心強いと思います。そしてその上で大切なことは、こまめに相談をすることです。何か困りごとが生じた場合は、問題が大きくなる前に相談する癖を身につけておくと非常に良いと思います。

相談をすることにより、自分だけでは考えつかなかった、より良い解決策を提示していただけることがあります。また自分ではまだ気づけていなかったストレスのサインについてもご指摘いただけることがあり、ストレスを未然に防ぐことにもつながります。より良い方向性について一緒に考えていただくことで気持ちの面でも楽になれるので、二次障害を防止する上では信頼できる方への相談はとても大切だと実感しています。

まとめ

ここまで、私の体験談をもとに、発達障害の方が二次障害を引き起こさないために大切だと思うポイントについてお話しさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。私自身が、発達障害の特性に対処するだけでも大変なことが多く、二次障害を患うことは辛いと感じたことから、今回皆さまに私の体験談をお伝えできたらと思いました。このコラムが少しでも皆さまのお役に立ちましたら幸いです。

ライタープロフィール
olive
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自閉症スペクトラム障害とADHDを持ち、現在は自身の特性と向き合い、有効な対処方法を日々模索しています。趣味は読書・音楽鑑賞・散歩など。よろしくお願いいたします。

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