うつ病を寛解までもっていくために私がやったこと②~居場所作りと就労まで

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出典:https://www.photo-ac.com

◀︎前回のページ:うつ病を寛解までもっていくために私がやったこと①~引きこもりから外に出るまで

前回に続いて、うつ病が寛解するまでに私がやってきたことをお伝えします。今回は、外での居場所作りから就労に向けて訓練するに至るまでのことをお話しします。

家以外の居場所を作る

社会とつながるために家以外に通うところを探してみてください(市役所に問い合わせれば教えてくれます)。

・地域活動支援センター
私は、始めは体調がいけそうな日だけ通っていました。曜日を決めると、行かなければならないとプレッシャーになってしまうからです。そのうちに、曜日を決めて、少しずつ日数を増やしていきました。センターは、登録ができれば、センターが空いてる時間帯ならいつでも通っていいところでした。通って、特に何もしなくてもオッケーで、私は、家以外の居場所として使わせていただいていました。センターは、通うことだけを目標にしていました。参考までにセンターでやっていた行事は、昼食会、夕食会、卓球、絵画、手芸などで参加したいものがある時は参加するというかたちでした。

少しだけ働いてみる

私の場合、地域活動支援センターで社会とつながったので、次は社会の一員として役に立つべく、少しだけ働いてみることにしました。

・就労継続支援B型作業所
地域活動支援センターに毎日通えるようになったら、次の段階として、少しだけ働いてみようということでB型作業所に通いました。B型作業所は働いた分少しですが工賃がいただけます。モチベーションにもつながるので大事ですね。

私が通っていた作業所での仕事内容は内職作業でした。個人で行う内職と、流れ作業による内職とがありました。どこに通ったらいいかわからない方は、先に見学に行くことをおすすめします。

・就労継続支援A型作業所
私は通ったことがないのですが、A型作業所は、作業所と個人が雇用契約を結び、最低賃金以上のお給料が出るということです。4時間~5時間勤務の所が多いです。お仕事内容は作業所によって様々なようです。

就職に向けて訓練する

次のステップとして、いよいよ復職するために本格的に訓練していくことにしました。

・就労移行支援事業所(ここは仕事場ではありません)
私はB型作業所に約4年ほど通い、生活リズムを整え、、通所の負荷、お仕事の負荷、人間関係の負荷に慣れ、次のステップとして実際の就労につながるところに通いたいと思い就労移行支援事業所に申し込みました。私が通っている事業所は、ビジネスマナー、就職活動、エクセル、ワード、パワーポイント、ストレスマネジメントなどの研修があります。また、グループワークも多く、人間関係を作りあげていく練習にもなります。ストレスマネジメントにおいては、自分の思考のクセを知り、認知の歪みを修正する認知行動療法はとても勉強になります。

ここから先は、障害者枠でお仕事を探すか、一般でお仕事を探すかは人それぞれになると思いますが、私は過去に一般で病気のことを言わずに働いた(つまりはクローズ)経験がありますが、やはり、働いていて無理がありました。当たり前ですが、配慮は何もしてくれない、無理もせざるを得ない状況になります。それで結局お仕事が続かず辞めることに…。現在では、病気をわかってもらった上での雇用の方向でいこうと思えてよかったと思っています。

B型→A型→就労移行→障害者枠というのが正しいということでは決してありません。私はB型→就労移行→障害者枠でのお仕事を現在探しているところです。自身に合った方法でステップアップしていけたらと思います。私の体験が参考になれば幸いです。ここまで読んでくださりありがとうございました。

ごろにゃん

ごろにゃん

30代、独身、女性。29歳の時、営業事務として働いていた時に、自分には関係がないと思っていたうつ病を発症。4か月の休職を経て復帰するも良くならず、会社の人員削減のためもあり、会社都合の解雇になりました。それからひきこもり生活が始まりました。ひきこもり生活の中で、いろんな感情と向き合い、自分とも向き合いました。現在は、社会復帰を目指して奮闘中です。

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