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障害・病気 2018.10.8

毎日が治療の日々!じっくり考えて治そう統合失調症

毎日が治療の日々!じっくり考えて治そう統合失調症

出典:https://www.photo-ac.com

統合失調症は薬とうまく長く付き合っていくと発症しない病気よと言われました。そうかもしれません。私も統合失調症です。現在、自宅療養しながら就職活動しています。

統合失調症の私は、今までにたくさんの幻覚・幻聴が現れました。その中で最も心が辛かった幻覚・幻聴の一つを例に挙げます。ガリガリに痩せたアメリカ人の子供が、日本の大阪のどこかの家庭の玄関をノックして、5歳の男の子の1人目が「僕たちみじめですか?」2人目が「僕たち汚いですか?」3人目が「僕たちみっともないですか?」4人目が「僕たち情けないですか?」、そして最後に8歳の男の子が「どうせ僕たち助けてもらえないんでしょうね。」って言います。何とも言えないくらい胸が苦しくて、悲しくて、つらくて、この子らを助けるにはどうしたらよいかいろいろ考えて自分なりの意見を言います。全て自室での独話です。でも自分では現実に起こっていると思い込んでしまっています。要するに妄想状態になります。他にも、過去と現在において、自分が知っている人、知らない人、どちらも出てきて物語が展開します。どの物語も私の人生を否定するような内容で、事実だと思い込んでしまいます。だんだんと周りが、特に家族が自分の敵に見えてきて、家族に対しても周囲に対しても攻撃的になります。そして家族によって強制的に入院させられます。入院中ははじめは妄想状態が続きますが、服薬治療で徐々に妄想は消えます。状態が落ち着いたら退院です。退院して現実を見ると、私の妄想だろうか現実かわからないままの日々が続きます。やっぱり妄想だったんだと思うこともあれば、いや、妄想ではない、現実だと思うこともありました。そんな状態で過ごしていると自分で勝手に服薬を止めてしまい、次の妄想が始まります。同じことの繰り返しでまた入院です。

しかし今回は違います。今まで現実だと思っていたことはすべて妄想だと受け入れることができるようになりました。現実は一つもありません。変な言い方ですが自信を持って言えます。全部妄想で、現実はありません。体が、特に肩が軽くなり、心が楽になりました。正直言って妄想にさいなまれているときの事はあまりよく覚えていないのです。時々思い出すと異次元の世界の話のように思えるほど違和感を感じてます。思い出したことをきっかけに話を作ろうとしてもできないのです。妄想って自然と湧き出るかのように頭の中に現れるけど、自分で話を作ろうとしてもできないです。しかし、それでいいのです。作話できないのは正常に戻っているからだと思います。時間はかかると思いますが、過去の幻覚・幻聴・妄想を思い出した時には、自分は第三者的な立場でじっくり考えて妄想であることを、言いかえれば現実でないことを認識して行こうと思ってます。そう考えると、幻覚も幻聴も現れません。勿論妄想をすることもありません。頭の中で自然と消えていく妄想もあるみたいです。その断片を思い出しても全体を思い出せなくて、何か頭の中で消えてしまったように思えるのです。頭の中で消えるっていうのは、思い出さなくていいってことだと解釈しています。

思い出したことは何でもかんでももみ消すのではなく、ある意味少し理詰めで頭の中で整理して、現実ではない事を確認しています。そんなに時間はかかりません。過去の妄想を思い出すと正直言って心が嫌になります。逃げないで嫌な気持ちと向き合い、思い出した妄想を一つづつ納得して消していく、そうすると頭の中が軽くなります。こんな言い方は語弊があるかもしれませんが、楽しんで頭の中を整理するつもりで、過去の幻覚・幻聴・妄想と向き合っていこうと思います。

ライタープロフィール
yukoばばあ
yukoばばあ

52歳。30代から統合失調症になる。40代になって強迫性障害も発症する。幻覚、幻聴、妄想状態になり、現実と妄想の区別がつかなくなるが、入院治療と退院後は服薬治療で症状は治まり安定している。強迫性障害は継続中で、すぐに不安になり確認行為が続いているが、少しづつ回復に向かっていると思う。これまでに事務職や相談援助職をを経て、現在人生最後の就職活動中。自分が建てた家の中庭を見ながら過ごす休日に癒されている。

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