スマートスピーカーが障害者の生活を変える?

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unsplash-logo Kevin Bhagat

皆さんは最近、テレビのCMなどで見かける「スマートスピーカー」をご存知でしょうか?2014年に最初のスマートスピーカーが発売され、その後様々な商品が登場しました。2017年辺りには5000円以下で購入出来る物が登場したこともあり、国内でも少しずつ広がりを見せています。今回は障害者、特に視覚障害や身体障害を持つ人にとってのスマートスピーカーの利便性について書いてみました。

スマートスピーカーとは

スマートスピーカーとはAIアシスタントに対応したスピーカーです。AIと音声認識の技術を使い、話しかけるだけで様々な機能が利用できることが特徴です。日本では代表的なものとしてAmazon.comのAI「Alexa」やGoogleのAI「Googleアシスタント」、そしてLINEのAI「Clova」が利用可能なスピーカーがそれぞれ「Amazon Echo」「Google Home」「Clova WAVE」として発売されています。

障害者にとってのスマートスピーカー

一般的な情報機器であるパソコンやスマートフォンは基本的に目で見て、手で正確に入力する必要があります。しかし、障害を持つ人にとって、時にこれが困難な場合があります。スマートスピーカーでは様々な機能を簡単な音声コマンドで操作ができます。これにより、これまで情報を集めたりやサービスを利用することができなかった方が、利用する機会を得ることが可能になりました。スマートスピーカーのようなデバイスが登場することによって全ての人の可能性が広がるのは技術の進歩の良い面と言えるでしょう。

スマートスピーカーは何ができる?

実際に使用した方のブログやレビューを見ますと、音楽やラジオの再生、ニュースの読み上げなどエンタメ系の機能が人気のようです。障害を持つ方のレビューにはそれらの機能に加えて、アラーム機能、メッセージの送信・読み上げ、スケジュールの登録・確認、無くしたスマートフォンを鳴らしてくれる機能などが生活の一部として重宝されているようです。

時間の確認やちょっとした調べもの、誰かと連絡を取るなど普段、障害を持たない方が何気なく行うことも、障害を持つ方には様々な工夫が必要です。しかし、スマートスピーカーは今までのものと比べて、より多くの人が「普通」に使うことができる新しい情報ツールになりつつあります。また現時点では福祉の目的で使われることはまだ少ないですが、スマートフォンで言うところの「アプリ」の様に機能を増やしていくことができるので、どんな風に進化していくか楽しみです。将来的には発声や発語が苦手な方も使うことができるような物になる事を期待しています。もし、スマートスピーカーの購入を考えている方は最初の設定にスマートフォンを使用するのでその点は注意しましょう。

参考文献

スマートスピーカー通信 スマートスピーカーは視覚障害者や高齢者の生活を良い方向へ変える【体験談】
https://smartsp.net

GO to ATAMI【ガジェット】スマートスピーカーは、高齢者に使ってもらおう
https://gotoatami.com

ウインク

ウインク

自閉症スペクトラム・不安障害を持つ20代男性
家電とパソコンが好きで、家電量販店が癒しスポット
最近はスマートスピーカーが気になっています。
座右の銘は「試してみることに失敗は無い」

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