希死念慮とは〜私の場合、ふと「死にたい」と思うようになった

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出典:www.photo-ac.com

私は入院している時に「希死念慮かもね」と言われたことがありました。落ち着いてきた頃に、なんだろうと思って調べてみました。今回は希死念慮について紹介します。

希死念慮とは

理由もはっきりとせずに死にたいという思いが募り、自死について思い悩むことです。うつ病人にたびたび見られます。悩みが強くなると実行に移ります。この時は、自殺企図と判断されます。希死念慮になる原因は人によって違います。そのため、取り除くことは困難なことが多いです。

希死念慮の対処方法

●話を聞く
希死念慮を抱く方は自己否定や孤独感を持っています。だから、否定や説き伏せることで相手の決意を折ることをせず、相手の決意を称え受け入れることが解決への一歩だと思います。

●自傷行為をさせない
自分を大切にできない状態なので、リストカット・大量の飲酒・薬の大量摂取・拒食・過食を実行してしまいます。その行為で心身ともに傷つき悪化します。また、慣れてしまうと自殺することへの躊躇が薄れていきます。不安定な状態で、止めるときに問題が発生するかもしれません。その時は、入院がおすすめです。環境を変えるなど距離を置くことが大切です。

●病院や支援施設と相談
話を聞いた方も一人で全部対処しようとせずに相談しましょう。知らないうちに自分を追い込んでいるかもしれません。

私の場合

私は、ふと「死にたいな」と思うようになりました。その時は、何を馬鹿な考えているんだと思っていました。しばらくすると、歩いているだけで「車が突っ込んでこないかな」「あの建物から落ちればいけるかな」と思うようになりました。この時には、別に悪いことではないなと考えが変わっていました。死ぬことは悪いことではないと認めているつもりになっていたが、気分の落ち込みや人と会うことが辛くなってきました。相談しない日が続き、幻聴が聞こえてくるようになりますます悪化しました。そして、引きこもるようになりました。ますます悪化し、自殺しようといろいろ試していました。頭もよく働かず、計画性がなかったので失敗に終わりました。

それから、入院や自立支援の事業所に通うようになりました。いろんな方と会うようになり、話を聞いたり認知行動療法をして、かなり改善しました。

私はまだ希死念慮はありますが、悪化する前に相談をして乗り切っています。悪化する場合には原因があります。自分では気づけないことが多いので、病院や支援施設などを活用することをおすすめします。気づくことで対処することができます。

参考文献

希死念慮をもつ人への良い接し方、悪い接し方とは?
www.allin1.co.jp

希死念慮とはどのような症状なのか
seseragi-mentalclinic.com

まくら

まくら

大学生の頃に統合失調症と診断されました。引きこもり、精神病院への入院、退院後は自立訓練(生活訓練)を経て、現在は、就労移行支援所へ通所しています。長期就労へ向けて日々努力しています。私は自己表現に苦労しています。この機会に少しでも上達できるように頑張ります。夢は小さい頃のようにぐっすり眠れることです。

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