私のてんかんと理解者

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出典:https://unsplash.com

皆様はてんかんについてどのようにお考えでしょうか?てんかんに関わらず病気に対する理解者の方はいらっしゃいますでしょうか?私はてんかんという病気になって16年の人間です。今回は私の体験によるお話をさせて頂きます。

病気になった経緯

私が病気になったのは今から16年前の5月、高校2年生の時のことでした。当時、私は北海道に修学旅行に行っていて、朝起きると突然体中が震えだしてけいれんが止まらないという症状が出ました。症状がおさまるのに2時間かかりました。私は引率の先生と共に近くの病院に行ったところ「大阪に帰ったら一度精密検査を受けてください。」と言われました。修学旅行が終わって検査を受けたところ「てんかん」と診断されました。

本来、てんかんという病気は幼児期の子供がかかる病気で成長と共に完治するらしいのですが私のように成長してからかかった場合は完治するのに早くて20歳ごろ、下手すると一生このままということもあり得るらしいです。以降、私は薬を飲んでてんかんの発作を抑えている毎日を送っています。

理解してくれる人々

こんな病気にかかった私ですが高校時代は私の身体を気遣ってくれる友達やクラスメイトにめぐまれて幸せだったなと実感しています。例えば、体育祭の時は競技に参加するのは1人2種目というのが原則だったのですが私の場合は病気が病気なだけに1種目にしていただきました。他にも校外学習で遊園地に行ったのですが、ジェットコースターに乗って私が白目剥いていたので危ないと感じたのか休ませてもらって優しさに恵まれたと感じました。

家族の他に親戚の方も受け入れてくれました。1歳年上の従兄はことのほか心配してくれました。そのことが大変嬉しかったです。他にも3歳年上、4歳年上の従姉は私の病気のことは何とも思っていないと思っていたのですが、最近になって3歳年上の従姉は気遣ってくれたり4歳年上の従姉に関しては医療事務として働いておられるからか保険について世話していただいたり、現在私が通っている障害者就労支援施設を紹介していただきました。保険に関しては私には無理でしたが私のためにここまでしていただいたことに大変嬉しく思います。小学校・中学校時代の親友の1人にも先日、私の病気のことを打ち明けました。その親友は病気のことを知っても普通に接していただきました。このように色々な人たちに支えられているのだなと感じております。

変われた自分

前章で申し上げましたとおり、私は従姉に紹介していただいた障害者就労支援施設に去年の12月に通わせていただいておりますが、通う前と比べて変わったところは暗い性格が明るい性格に変わったことです。その他にも変われたところもあります。例えば、カリキュラム上で話し合ったりするときに積極的に司会・書記・発表をするようになったところがあります。それがきっかけで掃除の際には声かけできるようになりましたし、プレゼンというカリキュラムで他の利用者の前で発表できるようになりました。パソコンを使って作業する楽しさも知る事が出来ました。(ワード・エクセル・パワーポイント)。さらにこの施設に通って他の病気を患っている皆さまに対して優しく接するということが自然と身につく事が出来ました。これからも良い方に変われるように努力したいと思います。

病気というハンデがありますがその病気のおかげで自分自身が変われたと思います。さらに私の場合は病気のことをよく理解してくれて支えてくれる心優しい人たちが周りにいてくれたという環境も幸いしていました。今後も病気とたたかうことになりますが変われたことを誇りに思っています。

小四郎

小四郎

病名:てんかん
趣味:アイドル好き・歴ヲタ
好きなアイドルグループ:ハロプロ・48グループ・乃木坂46・欅坂46・けやき坂46
尊敬する歴史上人物:豊臣秀長・徳川秀忠

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