利用者との距離感は、支援の質を大きく左右する。近すぎれば「代わりにやってしまう支援」になり
遠すぎれば「孤立させる支援」になってしまう。
では、ちょうどよい距離とは何だろうか。
大切なのは、支援者の安心感ではなく、利用者の主体性が保たれているかという視点だ。
困った時に声をかけられる距離にいながら、まずは本人の選択や挑戦を見守る。
必要なときだけ一歩踏み込み、終わればまた半歩下がる。
この“出たり引いたり”の繰り返しが信頼関係を育てる。
距離は固定ではなく、その日の体調や経験によって変わるもの。
昨日は見守りで良かったことが、今日は伴走が必要かもしれない。
だからこそ、日々の対話と観察が欠かせない。
近すぎず遠すぎず。
その揺れの中で、利用者が「自分でできた」と感じられる瞬間を支えること。
それが、支援者に求められるちょうどよい距離なのだ。


