発達障害のASDとADHDを併発しています!

発達障害と精神疾患のある私を支えてくれた、BUCK-TICK櫻井敦司さんのこと〜発達障害のASDとADHDを併発しています!<vol.10>

暮らし 発達障害

出典:https://girlydrop.com

発達障害のASDとADHDを併発しています!vol.10 <毎月1日連載>

私はBUCK-TICKの櫻井敦司さんが大好きなのですが、3月が櫻井さんのお誕生日なので、最近の心境を綴ってみたいと思います。

今までは、音楽を聴いたりYouTubeの映像を観ても櫻井さんがいらっしゃるので、実感があまりありませんでした。テレビのニュースも避けていたので見ていないし…。ですが、櫻井さんの亡くなられた2ヶ月後の武道館で、バクチク現象というライブがあり、その映像が先日WOWOWで放送されました。私はパニック障害があるので、人混みが苦手で大きな会場でのライブは行けません。発症前は、大きな会場でのライブも何度か参加していました。なので、チケットを取ることもなく、放送で観ようと思っていました。櫻井さんのいなくなった現実を受け入れることがなかなかできず、無理に前を向くのも辛くて、あの日以来、気づけば呼吸も苦しくて涙が出ます。ずっと映像などを観ていたい時もあれば、観ていられない時もあり、特集された本はいまだに読むことができません。櫻井さん不在のライブ映像など観れるのか、かなり不安でした。

放送当日はやはり、朝から寂しいし落ち着きがなく、心臓の痛みと呼吸困難で自分の精神状態がかなり不安でした。ちゃんと観れるのか、とても怖かったです。放送がはじまり、メンバー皆さんが出てこられました。最後に櫻井さんの影が映し出されて、いつものセンターにはマイクはなく、光の柱のような灯りが照らされていました。私は悲鳴と嗚咽とで、しばらく泣き崩れました。このライブ会場に私はいられないと思いました。いつもの場所に、仮面などの小道具が並んでおり、櫻井さんは本当にもういなくなってしまったんだという現実を思い知らされました。同時に、私にとって櫻井さんは、こんなにも家族のように大切で愛おしい存在なのだと気づきました。

今までずっと、実際のライブでも映像でもほぼ櫻井さんしか観ていなかったのですが、後ろの映像に映る櫻井さんだけではなく、初めてメンバー全員の様子をじっくり観ました。あらためて、みなさんが素敵でしたのでこれからもファンでいようと思いました。ライブが終わる頃には元気になっていました。BUCK-TICKのライブはとても豪華で、照明や後ろの映像や衣装などもとても綺麗で楽しめます。大好きな櫻井さんの声を聴いているのが幸せです。デビューの頃と、声や歌い方も変わり、どれだけ練習したのだろうと感心しました。音楽のジャンルも幅広く、近年では曲も、戦争やマイノリティを多く歌うようになっています。

櫻井さんの遺作となるアルバム「異空」の中では特に、「さよならシェルター」が大好きです。ウクライナのシェルターで歌う少女の映像を観られた櫻井さんが、イメージを膨らませて制作した曲だそうです。YouTubeで観られますので、ぜひ最後までご覧いただきたいです。櫻井さんが伝えたかった、平和を祈る愛の歌が世界に届きますように…。とても素晴らしい演劇を観ている様で、櫻井さんの表現力に驚き、涙が出ます。とても美しいです。35年もの間、メンバーも仲が良く、常に新しい作品を発表されてこられた唯一無二の最高のバンドがBUCK-TICKです。スピリチュアルでは好きな声のアーティストは、大切なメッセージを届けてくれる人と言われていて、たくさんの学びがありました。これからもずっと大好きです。


川田夫妻の発達障害日記
https://www.youtube.com/@yuichi_naomi_hattatsu


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川田 直美  障害者ドットコム株式会社スタッフ

川田 直美  障害者ドットコム株式会社スタッフ

HSP、ASD(自閉症スペクトラム)、ADHD、LD(学習障害)があり、発達障害をコンプリート。パニック障害もあり、生きづらさも感じながらも、日々楽しくいこうと考えている。今まで、花屋、ケーキ屋、カフェ、デザイン企画、オリジナル雑貨制作などいろいろな仕事を経験。自然と犬と本が大好き。

注意欠陥多動性障害(ADHD) 自閉症スペクトラム障害(ASD)

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