発達障害があると、イヤな記憶がなかなか忘れられない?私の改善法〜発達障害のASDとADHDを併発しています!<vol.13>
暮らし 発達障害発達障害のASDとADHDを併発しています!vol.13 <毎月1日連載>
発達障害の特性がある私は、イヤな体験をすると、脳がはっきり記憶してしまい、フラッシュバックをしてしまう特性があります。健常者のように、イヤな体験も、脳が整理されて、寝たらそのうち記憶が薄れて忘れる、ということがなかなか起きずに、過去のイヤな体験が、あたかも今現在おこっているかのように、はっきり思い出すことで、なかなかつらさが癒えなかったりします。これがとてもつらいので、長い間、苦しむことになります。
漢方などの薬を飲んで、フラッシュバックやトラウマの治療をすることもあります。私は、イヤな出来事に、別の同じような体験をしたら、前回のイヤな出来事の印象がマシになっていくので、良い体験を被せるようにしたいと思います。たとえば、名札を使うシチュエーションでイヤな出来事があったら、また別に、名札を使った楽しい出来事で上書き保存ができたら、前回のトラウマがかなり解消される感じです。私はこの体験で、たいへん救われた経験があり、とても嬉しく思いました。炎が怖くてトラウマになった時も、大好きな芸能人がキャンプで火を起こす様子を応援しているうちに、火が着くことが楽しみな自分に気づいて嬉しくなることもありました。単純に、時間が経ってだんだん記憶が薄れることも、中にはありました。発達障害の特性がある脳に、トラウマになる体験をすると二次障害がおこりやすいので、いろいろ改善策が必要になります。
私には、たくさんのトラウマがあり、まだまだ癒えていないものもあります。地震、津波の水や大雨の音、電車、いじめなどがとくに苦手です。それらの似たようなシュチュエーションでも、本当につらいです。最近克服してきた電車で、トラウマの説明をしていきたいと思います。私が、電車が恐怖であまり乗れなくなったのは、パニック障害を発症してからです。パニック障害のほとんどの方が、電車に乗れない体験をされていると思います。電車が怖いと思う理由は、閉鎖空間で、息苦しい。自分の意思で、急に降りれない。満員電車で、人が沢山いるのがしんどい。痴漢にあったりイヤな経験をしたこともある。などですが、電車は、無理に乗るのは危険で、少しずつ練習するのが理想です。私も、1年前から、電車に乗ってみる練習をして、新幹線には乗れるようになりました。新幹線は、新大阪から東京間のこだま、ひかりです。サンダーバードで金沢にも行けるようになりました。普通の電車は、まだまだ乗るのがしんどいです。新幹線に乗れたのは、ものすごく嬉しくて、出張や旅行に行きやすくなったのが大きいです。なぜ新幹線に乗れたかというと、指定席で、隣が旦那さんなので、周りに人が近くにいない空間になるし、警備員の方がしょっちゅう見回りされていて安心なところも嬉しいです。電車に乗って目的地に着いたら、楽しい出来事が待っているので、ワクワクして楽しい記憶の上書き保存ができます。そこで、1年間、楽しく乗り続けることができました。
つらいことがあったときやトラウマなどは、信頼できる人に話して吐き出したり、紙や日記やブログなど、書いて気持ちをぶちまけることが大切だと思います。解消するのに時間がかかったり、苦しくなることもありますが、私は治療ができるところに行ったり、なるべく楽しい人に会ったり、笑ったり、YouTubeなどでも他の方の話を聞いたりします。つらいのは自分だけじゃなく、頑張っている人はたくさん居られるし、そんな方々は、本当に素敵だし、自分も頑張ろうと思って、日々励まされてチャレンジしています。
川田夫妻の発達障害日記
https://www.youtube.com/@yuichi_naomi_hattatsu
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