家でうじうじ〜多いに結構!
暮らし精神障害者の皆さん、家の中でうじうじして閉じこもっていませんか?私も以前は家から出たくなくて、ずっと閉じこもって何もすることがなくうじうじしていました。でも、考え方を変えました。家でうじうじしていてもいいのです!
過去の自分
体調を崩し、入院治療をしていました。状態が落ち着いてきたので退院しましたが、うつ病の症状を発症しました。夜に寝れなくて一日中頭の中がもやもやして体がだるく、何もすることがなく時間が経つのが遅く感じて、心身ともにだる重い感覚で毎日を過ごしていました。なんせ、このしんどさから脱出したくて、でも具体にはどうすればいいのかもわからず、何も考えることもできず、ただただ日々のだるさに苛まれる毎日でした。
幼なじみとの出会い
そんなしんどい中、幼なじみ(女性)がうつ病を患っていることを思い出して、思い切って彼女にメールをしてみました。私の家でランチを一緒に食べないかと誘いました。いったんは断られましたが、彼女の方から私の家に行きたいと連絡がありました。スーパーマーケットでのお総菜等を一緒に食べながら自分の病気のことを聞いてもらいました。たぶん私から自分の障害のことを他人に話したのはこれが初めてだと思いますす。彼女もうつ病なので体調にむらがあり、しんどいときは一日中家に居てぼーとしていると言ってました。ずっと家に閉じこもって居てはいけないので、週に2〜3日はアルバイトにいっているらしいです。
うじうじが必要
このランチ会がきっかけで、土曜日の夜に私の家ですき焼きをすることになりました、たくさん食べて、たくさん飲んで、彼女は泊まっていきました。それから毎週土曜日は焼き肉、なべ、しゃぶしゃぶ、お好み焼き等々、私の家で一緒に楽しく食べて飲んで、とりとめのないいろいろな話をして、彼女は泊まっていきます。こんな生活がもう約8ヶ月続いています。
彼女と居ると自分と同じ障害者同士、障害のことを隠さず堂々と話せるし、子どもの頃からの思い出話で楽しんだり、時にはどちらかが体調が良くなくてうじうじしてしまいますが、お互いそっとしていることもあります。日程を合わせて外に遊びに行ったり旅行に行ったりと、とても楽しんでいます。まさか、恐る恐る誘ってみたランチがきっかけで、ここまで友人関係も自分たちの症状も回復するとは思わなかったです。
土曜日に彼女は泊まって日曜日に帰ります。彼女が帰ると寂しいです。彼女も家に帰ってひとりになると不安になると言っていました。私は家でひとりでいるときは、やはり不安な気持ちにもなりますが、ですが、以前のように気重でうじうじとは違ってきました。確かにうじうじしますが、「また、土曜日がある。」と思うとうじうじが休憩時間になっています。
そして、うじうじすることが悪いことのようには思えなくなりました。病状の回復過程ではうじうじすることも必要だと思えるようになりました。
毎週土曜日の夕食会は、私と彼女にとっては心のリハビリです。今までは人と一緒にいることが苦痛なときもありましたが、彼女と居ると、話をしないでお互い黙ってテレビを見ているときも、全く気遣いも苦痛もありません。外に出て、人と話をすることも苦痛には感じなくなりました。むしろ、外にいてしんどいときは、家の中でうじうじが休息タイムになってます。徐々に体調は良好傾向にありますが、でもやはりうじうじもしてしまいます。気持ちのメリハリだと思って、うじうじも多いに結構なことだと感じています。