何もかも抱え込むのはや〜めた!

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強迫性障害の方々にはおわかりかと思いますが、気になってしかたがない強迫観念も、またその結果、確認を何度もしてしまう強迫行為も、本当にしんどいですね!?このしんどさから何とか抜け出す方法はないものか?私なりに考えてみました。

気になりだす心のメカニズム

①何かの拍子にふっと思い出したように気になり出す。
②確認している最中に不安が頭からはなれず、気になって仕方なくずっと不安になる。
いずれにしても不安が原因で、頭の中で悪いように考えてしまいます。確認することで安心しようと思うのですが、1回の確認のつもりが5回、10回と何度も確認という強迫行為をしてします。私の場合、回しすぎたペットボトルのキャップのように、頭の中が空回り状態になり、ただ黙々と確認行為を繰り返してしまいます。「ここで終わり」という気持ちになるまでに時間がかかります。確認の回数が増えると不安より焦りが募ってきます。どうすれば自分自身で納得がいくのかわかりません。
結局、自分自身で何もかも抱え込んでしまっているのです。だからしんどいのです。

対処方法

①確認の回数を2回までと決めて、それ以上は確認しない!ところが、やはり5~6回は確認してしまいます。
②何回も確認すると、こんなにも確認したのだからこれで泥棒に入られたり、何か問題が起こったとしても、自分での確認能力の限界を超えている、不可抗力だと思うようにしています。
③私は子どもの頃から責任感が強く、自分の責任になったらどうしようと考えすぎてしまいます。でも、私の責任ではないはと半ば開き直って、自分で何もかも抱え込まずに、いい意味での責任回避を思うようにしています。
④ミスをすることを恐れているところがあります。人間誰しもミスはあります。もっと自分におおらかになろうと思います。
⑤今までは時間があるから確認してしまうところがあったと思いますが、働くようになって仕事に時間がとられるので、確認行為(強迫行為)にそんなに時間がかけれなくなりました。適度な忙しさは必要ですね。

心の変化

つい先日、仕事が終わり家に帰って家の鍵を鞄からだそうと思ったら、鞄のファスナーが開いたままになっていました。以前の私なら職場から家までの間に鞄の中の物を落としていないかとても心配でたまらなかったのですが、その時は「人間って不完全なものやねんなあ、何か落としていたら落としていてもいい」と思いました。私自身日頃から完璧を求めすぎていることに改めて気付かされました。確認行為も結局、自分自信の納得の問題なのです。どこかで折り合いをつけて止めないといけないとわかっているのですが、なかなかすぐには治りませんが、精神的には少しずつ楽になってきたように思います。

人間、不完全で当たり前、あまり四角四面に考えず、いい意味でええ加減な気持ち、無責任な気持ちでいようと思います。消しゴムで消すように一つずつ消していって、自分では抱え込まないようにしよう!私は自分に厳しすぎるのかもしれません。以前、ある人から「あなたは他人には優しいけど、自分には厳しい。」といわれたことがあります。もっと自分を甘やかしてもいいですよね。ゆっくりと、ゆったりとと自分に言い聞かせて、気楽に頑張ります。

yukoばばあ

yukoばばあ

52歳。30代から統合失調症になる。40代になって強迫性障害も発症する。幻覚、幻聴、妄想状態になり、現実と妄想の区別がつかなくなるが、入院治療と退院後は服薬治療で症状は治まり安定している。強迫性障害は継続中で、すぐに不安になり確認行為が続いているが、少しづつ回復に向かっていると思う。これまでに事務職や相談援助職をを経て、現在人生最後の就職活動中。自分が建てた家の中庭を見ながら過ごす休日に癒されている。

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