スマートフォンが私の障がいに好影響

強迫性障害 暮らし

unsplash-logo Rodion Kutsaev

昨年の12月にスマートフォンを買いました。はじめはメールだけしかしておらず、スマートフォンの意味があるのかもわかりませんでしたが、一年たった今では、たくさんの友人とメッセンジャーアプリやSNSで繋がっています。スマートフォンは私にいろいろなハッピーをプレゼントしてくれます。

スマートフォンと私の障がい

私は今年の4月から障がい者枠の雇用で働いています。仕事をしていると正直言ってストレスは溜まります。そんな時、友人とメッセンジャーアプリで話をしたり、面白いスタンプを挿入したりしていると、時間が経つのを忘れてしまいます。ストレスも忘れることができます。

それどころか、私の障がい、強迫性障害の症状である確認行動(強迫行為)も少なくなり、「気になって仕方ない」という考えが頭からスッとなくなります。後からくるはずの不安もあまり感じません。スマートフォンが私にとって、強迫性障害の症状軽減に効果がでていることに驚いています。

利用料金的にはガラケーと比べるとやや高めですが、お酒を飲みに行くことを考えたら、スマートフォンでストレス発散をすることはそこまで高くはないです。私にとってはいろいろな意味で手放せないくなった、必須アイテムです。

嬉しい出来事

SNSで毎日送られてくる綺麗な花や景色がとてもグッドで、思わず「いいね!」をしてしまいます。私は田舎のこじんまりした静かな佇まいの場所が好みです。そんなすてきな場所が世界中にはたくさんあるんだなあ、いつかいってみたいなあと、写真を見て思うだけで心がうきうきしてきますし気持ちが明るくなります。アートフラワーの作品もたくさんSNSに投稿されています。普段、花屋さんに行くことなんてめったにないから、見ていて心が洗れるようです。写真を見ているだけで強迫性障害の事なんて忘れてしまいます。

ある、海外在住の10歳くらい年上の男性が、自分の日常を投稿していました。所有するいくつかのキャビン、食事、デザートのケーキ、人生を優雅に自分流に日常を楽しんでいるのがよくわかります。そんな投稿を見ていると「私もこんなふうになりたいなあ」と思ってしまい時間を忘れてしまいます。

つい最近の出来事なのですが、私と同じ歳の海外の男性医師から友達リクエストがきました。写真もついていました。何か怪しげな感じもしたのですが、恐る恐る返事をしてみようと思ったのです。悪くばかり考えていても仕方ないので、その彼とメッセンジャーアプリでトークをすることにしました。結果、初めての相手なのに結構長い時間トークをしました。友達が一人増えて、また楽しみが増えました。

まとめ

以前は家でぼーっとしていることが多かったのですが(それも大いに結構なんですが)、最近はスマートフォンで遊ぶことが非常に多くなりました。SNSを通していろいろな刺激や参考があり、気持ちが明るく軽くなりました。特に私が気にしている強迫性障害の症状を忘れてしまうほどです。

スマートフォンで遊ぶなんて些細なことですが、私にとっては、症状の緩和にも繋がり、ストレス発散にもなり、そして何より楽しいです。この調子で今後も楽しみながら自分の障がいと付き合っていこうと思います。

yukoばばあ

yukoばばあ

52歳。30代から統合失調症になる。40代になって強迫性障害も発症する。幻覚、幻聴、妄想状態になり、現実と妄想の区別がつかなくなるが、入院治療と退院後は服薬治療で症状は治まり安定している。強迫性障害は継続中で、すぐに不安になり確認行為が続いているが、少しづつ回復に向かっていると思う。これまでに事務職や相談援助職をを経て、現在人生最後の就職活動中。自分が建てた家の中庭を見ながら過ごす休日に癒されている。

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