障害者の避難所、安城の4自主防災組織が報告会

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障害者の避難所、安城の4自主防災組織が報告会

 2015年度、愛知県安城市が安城南中学校区をモデル地区に指定し、21日に市民会館で校区内にある4つの自主防災組織、福祉避難所の開設などの活動を振り返る成果報告会を開きました。
 昨年11月にあった市の総合防災訓練で、各組織は共同して障害の種類別に対応する福祉避難所のあり方や、あえて準備をしないで避難所を開設することを実践しました。
 自主防災組織の代表や、訓練を体験した身体、視覚障害者や障害者の保護者らも出席しました。自閉症の人は慣れない場所だと不安定な状態になるので援護者を増やすことや、聴覚障害者のために文字情報を目立つ場所に張り出ようにするなどの課題が出ました。
 東日本大震災直後から岩手県陸前高田市の避難所を調べた名城大都市情報学部の柄谷友香教授が講演で、地域の女性たちが避難者の心と体の支えになった例を紹介しました。その一方で自主防災組織だけでは限界があり、避難者や外部支援者らと役割を分担することが負担軽減になったと指摘しました。
 日頃から障害者と話し合うことで、不安を改善できれば良いですね。

障害者ドットコムニュース編集部

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