障害者アーティストが出展する展覧会「線のしぐさ」開催中!
エンタメ提供:東京都渋谷公園通りギャラリー
障害者アーティストの作品も出展されている展覧会「線のしぐさ」が4月23日から6月26日まで開催しています。既にゴールデンウィークは終わっており祝日のない間ではありますが、6月下旬まで開いておりますので是非お越しになってください。
展覧会概要
一本の線は、あるときはひとつの範囲を分け、またあるときは離れたものどうしをつなげます。そうした相反する機能をもつ線は、空間の中で自らをさまざまに変化させ、かたちをつくり、ときには、かたちにならない何ものかを表します。「アール・ブリュット」の作品における線は、しばしば意図や計画とはかけ離れた、即興や偶然の結果とみなされます。反面、それは、作家の抑えがたい衝動や愛着、それに応じた身体の心地よい動きと離れがたく強く結びついています。そのため、作家のからだと心のしぐさは線にのりうつり、線はしぐさを生むのです。本展では、10人の作家がつむぎ出す線のしぐさをなぞります。
【会期】 2022年4月23日(土)~ 6月26日(日)
【開館時間】 11時~19時 (月曜日は閉館)
【会場】 東京都渋谷公園通りギャラリー 展示室 1、2(入場料無料) 【関連イベント】ゲストを招いたトークイベントやギャラリートークなどを予定。詳細は後日お知らせします。
アール・ブリュットとは
「アール・ブリュット」はフランス語で「生の芸術」を意味し、現在は「障害者の芸術表現」として通っています。本来は正式な美術教育や技法に囚われない表現全般を指しており、障害者アートはその一部として包摂されていました。
日米10人の作品を展示
「線のしぐさ」では日本の作家5名に加え、アメリカのクリエイティブ・グロウス・アート・センター(Creative Growth Art Center、以下CGAC)出身の作家5名の作品が展示されます。
CGACは1974年に創設され、アメリカの障害者アートを牽引し続け多くの優れた作家を輩出した由緒正しき機関です。中でも世界的に注目を集めるジュディス・スコットが日本で展示するのは2003年以来で、スーザン・ジャノウは日本初展示となります。
【作家一覧】
齋藤裕一
坂上チユキ
西村一成
東恩納侑
松浦繁
スーザン・ジャノウ
ドワイト・マッキントッシュ
ダン・ミラー
トニー・ペデモンテ
ジュディス・スコット