どちらのゲーム機が身体障害者にはよりゲームをプレイしやすいのか~PSP、Switch
暮らしPhoto by Batu Gezer on Unsplash
筆者自身、身体障害者ですが、ゲーム好きという事もあり様々な種類のゲームを多種多様なゲーム機でプレイしてきました。そこで今回はゲーム機に焦点を当てて、中でも特にプレイ時間が多いニンテンドースイッチとPSPを比較することで筆者のような身体障害者にとってプレイしやすいゲーム機は果たしてどちらなのかという事を様々な視点から多角的に考察していきたいと思います。
①価格
【ニンテンドースイッチの場合】
32978円(税込み)
【PSPの場合】
19800円(税込み、2009年12月3日発売当時)
後ほど深く言及しますが、個人的には耐久面での違いもあって13000円ほど価格に開きが出たのだと思います。
② 操作性
【ニンテンドースイッチの場合】
感度が良すぎる為に違うボタンに触れて自分が意図していない画面に飛ぶ等の事が無い為操作しやすいです。また筆者は使用しないですが、ジョイコンを使用してゲームをプレイする場合にも任天堂スイッチを使用することでより感度よくコントローラーを活用する事ができ、より快適にゲームをプレイする事が可能になるようです。ただ、ゲーム機自体にかなり重量感がある為持ち運びやすさも含めた広義的な意味での操作性だとやや難点があります。この点についても後述しますが、ボタンやゲーム機自体の強度を高水準で維持できた半面、ゲーム機自体の重さが増してまった為だと思われます。ゲーム機自体に重量があるので、長時間のプレイ後には若干の疲労感がありました。
【PSPの場合】
個人的な使用感としては、感度が良すぎるあまり自分が意図していないボタンを押してしまい意図してない画面に飛ぶ事が多かったです。持ち運びやすさ、という観点から見た操作性という意味ではスイッチと比較すると非常にコンパクトで持ち運びやすかったです。そのためプレイ後の疲労感もPSPと比較すると軽減されました。
③ 耐久性、色彩
【ニンテンドースイッチの場合】
筆者は障害の特性上、目当てのボタンを瞬間的にめいっぱいの力で押してしまうのですが、そうしてもスイッチの場合はゲーム機が壊れてしまう事はなかったので安心してゲームをプレイする事ができました。 耐久性が高いという利点障害の性質上、非常に助かっている。色彩に関しても赤と青を基調とした色鮮やかなものとなっています。
【PSPの場合】
上述の筆者自身の障害の特性によりボタンを激しく押してしまうのですが、その事が原因でゲーム機を三台ほど破損させてしまっています。恐らく、ゲーム機本体自体の耐久性がそこまで高くはないのだと思います。 色彩に関してはPSPの場合はスイッチとは違い各々単色での本体提供となっていますが、色彩が非常に洗練されており、甲乙つけがたいです。
【結論】
価格自体はPSPの方が安いですが、色彩、そして何より、私自身の障害の特性を加味すると耐久性がより高い任天堂スイッチの方がより安心して楽しくプレイする事ができました。PSPに関しては残念ながら既に生産終了となってしまいましたが、今後ニンテンドースイッチが筆者のような身体障害者にとってより使いやすい、より快適なゲーム機となる事が楽しみで仕方ありません。
【参考文献】
出典:『ソニー公式ホームページ』より
https://www.sie.com/jp/corporate/release/2009/091104a.html
出典:『任天堂公式ホームページ』より
https://www.nintendo.co.jp/hardware/detail/switch/
出典:『【徹底比較】任天堂スイッチライトのメリットデメリットまとめ|実際に買ってみて気付いた感想』より
https://www.mediocrity-blog.com/nintendo-switch-lite+
出典:『ビギナーズ スイッチライトと従来型スイッチとの違いを解説|各モデルにおすすめの人は?』より
https://www.rere.jp/beginners/108379/
出典:『Get Navi Web 「Nintendo Switchは重い?操作性はどうなの?」ー体験会で遊んで分かった7つのポイント』より
https://zgetnavi.jp/gamehobby/101250/
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